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Date: 2020/04/18

「和色」について

初めまして。昨年12月より入社しました石田と申します。

これまで印刷物(チラシやらパンフレットやらポスターやら飲食店のメニューetc)のデザイナーを長らく務めておりました。

Web案件の多いアンドスペースでは「わけわかんねー!」と思うことが多く、上司の小松さんとか後藤さんとかによく怒られております。

そんな僕が「デザインについて」書くのは恐れ多いのですが、今回は約9年程デザイナーとしてお仕事させて頂いた経験から「色」について執筆させて頂いたいと思います。

既にこのブログでも何回か出ているテーマですが、今回はちょっと違った視点、「日本の伝統の色」=「和色」について書かせていただきます。

以前、和食チェーンのお仕事をさせていただいておりまして 「やべぇ、ネタ切れだ!」と思ったことが何度かありましたが、そんな時になんかないかな?と色々調べたのがきっかけで見つけたネタを紹介したいと思います。

 

襲(かさね)

こんなの見たことないでしょうか?平安時代の女性が着ていた衣装の表地と裏地のバリエーションです。 当時の絹は非常に薄く裏地の色が表によく透けるため、独特の美しい色調が見られたそうです。

あくまで一例ですが、四季の自然美との調和を重んじたカラーコーディネートがすごく面白いなと思いました。

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MENSもオシャレ

男の勝負服=鎧ですね。昔の鎧は鉄の板を糸をで束ねていたので、その糸の色に合わせて名前が付けられています。

平家物語でも鎧の色についての描写がありますね。「屋島の合戦の那須与一」は「萌黄威(もえぎおどし)」、「一ノ谷の合戦の平敦盛」は「萌黄匂(もえぎにおい)威」の鎧を着ていたみたいです。

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  • 黄緑=萌黄威
  • 赤=緋威
  • 黄緑のグラデーション(濃→薄)=萌黄匂(もえぎにおい)威
  • 紫のグラデーション(薄→濃)=紫裾濃(むらさきすそご)威 etc

グレーとか茶色とか紺色の服しか着てない僕としてはこういうのがすごく斬新に映ります。

スポーツウェアのデザインとかに転用しても面白いんじゃないでしょうか。

 

最後に

海外のとんがったデザインとかに目を向けるのも大事ですが、折角なので日本の伝統的なものを現在のデザインに利用して発展させていけたら面白いかな?と思って今回紹介させて頂いた次第です(なかなかそんなにうまくいかないんですが)。

お出かけできなくてストレスのたまる毎日ですが、この記事が暇つぶしにもなれば幸いです。

石田

この記事を書いた人

見たまんまの“お堅さ”を絵に描いたような生真面目デザイナー。それもそのはず。両親は“お堅い”中学教師で、ペットも“お硬い”甲羅のカメ6匹。中3で母と東南アジアへ移住し、シンガポールの高校に3年間通うも、日本語だけしか操れない。散歩ついでに呑みに来たB&_で谷川にスカウトされ入社を決意。チラシやカタログなどを手掛けてきた経験から、“お堅いデザイン”はもちろんお手のもの。その真面目な仕事ぶりと雰囲気は、犬と年寄りにやたら好かれる。お堅過ぎるのか、たびたび金縛りにあい、体を“固め”られている。