blog_header_suzuki_06

Date: 2017/10/30

通院・入院生活での気づき②

こんにちは、AND SPACEのデジタル雑務パート社員の鈴木です。

今年の自分的一大イベントであった通院から手術までの流れを、デザインや仕事に生かせるblog記事として落とし込もうと当時を思い出せば思い出すほど、反省で頭が痛くなってきます。
今回は、前回の続きです。

前回は入院した病院の看板や院内表示についてでしたが、今回は通院から入院・手術を決めるまでの流れのようなものです。

直接グラフィックデザインにつながる内容ではありませんが、思考や行動をデザインするという意味での広義を以ってまとめさせていただきます。
冷静に振り返ると反省点だらけでした。

 

1.そもそも今回のケースと反省点

反省点:不具合の正体を突き止めるまでが長かった

これに尽きます。
私は2017年・今年の6月に声帯嚢腫(声帯ポリープではないですが、処置がほぼ同じなので同じと考えてもらって大丈夫です)を取る手術をしましたが、喉の不調自体は2016年の8月頃からありました。
そして手術を決めたのが2107年の5月です。

不調を感じてから明確な原因がわかるまで、実に9か月近くかかったわけです。
あくまで結果論ではありますが、一連の選択肢の分岐点毎に、能動的に動くという基準にもう少し重きを置いていれば、病気の正確な特定はもっと早かっただろうと思います。

 

2.「様子をみる」という言葉の曖昧さ

今回得た教訓は「専門家に聞いたあとは、自分のことは自分で決めなはれ」という事でした。
いや、自分で決めていたんですが、とても受動的な決定ばかりでした。

ドラ○エ的な流れでいうと、こんな感じです。

医者「症状が改善されない場合は、手術で摘出という事になりますね。まずは様子をみてみましょうか。」

様子を見ますか?

→ はい
    いいえ

鈴木は様子をみた!

〜2週間後〜

こんなのの繰り返しでした。

しかし、こなすべき事が溢れる日々に「様子をみましょう」と言われると、ほっとしませんか?
ほっとするんですよね〜。
問題が先送りになる不安もありますが、ひとまず目先の別タスクをこなすのに集中できることにホッとするのです。

時間をかける事そのものが悪いのではありません。
自分が体感的に「これは良くないのでは?」と思い始めたら、それは十分に行動するサインだという事です。
それを感じていながらも「様子をみる」という言葉に甘え行動しなかったという点で反省されるべきでした。

加えて子育て中という事もあり、「時間がかかる」事にとても寛容になっていたのも受動的だった要因の1つかと思います。
自分はそもそも、病院に行くまでに時間を要していたので、「十分に様子をみた後だった」とはっきり自覚するべきでした。

3.不調に対しての放置

8月のある日、声が急にかすれ出しましたが、2歳の子どもの風邪を通年もらい続けていた身としては特に珍しい事とも思わず、まず「1か月ほど放置」しました。
その間も良くならず、ある日気管まで辛くなったので内科を受診した際に症状を伝えると「喉は全く腫れてないのにその声なら、一度耳鼻科を受診した方がいい」と言われ、初めて「風邪じゃない」という事に思いが至りました。

しかし体全般には特に不調なく、「風邪じゃないなら何か?」の候補絞りまで思考が至らず、そこから耳鼻科に行くまで更に「2か月」要しました。
そして耳鼻科を受診して初めて「声帯にポリープができている」事が分かったのです。

じゃあそこで即摘出しようという話にはならず。
声帯ポリープは基本的に喉を酷使した際などに誰でもできやすく、また安静にしてたら治ってくるものと説明を受けました。
「悪性の所見はないから、取らなくてもおそらく大丈夫だと思います」との先生の言葉に一旦はホッとしました。


しかしそれでも声は一向に治らず。

声が出ないというのは思いの外日常で体力を削ってきました。
子どもを呼ぶときに大きな声を出すと息苦しい。10の声を出す力で、6も出ない感じです。
加えて、酒やタバコを一切やらないのに酒灼け・タバコを吸いすぎたような声で人目が気になる。
やましいことはないのに地味に精神にきます。


様子をみて4か月ほどたった頃、そのしんどさに限界を感じてきました。

「これ相当きついわ」と主人に伝えると、
「ほなはよ取らな」の1つ返事。

それでも、その時はまだ「手術で取るなんて大げさな…」と感じている自分も居り。
この時不調の初手から約8か月。

取ることを前提に紹介状をいただき大きな病院を受診し、個人病院の耳鼻科にあるものより良い設備で診てもらった結果、すぐにこう言われました。
「これは、安静にしていても小さくならないタイプのポリープです。正確にはポリープではなく嚢腫(のうしゅ)といい、声帯の潤滑液が詰まって袋状になったものです。破裂したら大変なのですぐ取りましょう。結構大きい方です。」


なんですとー


受診した日に手術日を決めてもらい、そこから1か月で入院準備をし、あっという間にその日はやってきました。
手術の日まで、約9か月です。

 

4.疑わない事のメリットとデメリット

いわゆる町の小さな耳鼻科を受診し、診察の結果が「声帯ポリープ」。

ポリープは通常、喉を酷使しなければ小さくなっていく筋腫と説明を受けました。
そしてそれに対してできる事は通院し、定期的に様子をみる事。

それを微塵も疑わず、様子をみる事に約半年ほど使い、大きな病院に行った結果が「声帯嚢腫」という、全く別物だったという結果でした。


「自然治癒するもの」と「自然に過ごしていても悪化するもの」という両極端なものを図りにかけていたなどつゆにも思わず、結果から遡ると必要以上に時間をかけて様子をみる必要はなかったなと心から思いました。
ニキビであれば潰れても別段問題ないのですが、声帯というのは薄さが命の器官です。
仮に嚢腫が破裂してそれが治癒してしまうと、破裂が治った部位が硬くなるので声を出すのにどんな不具合が出るか、それこそ確証が持てないという事らしかったです。


疑わない事のメリットは「それ以上その事について脳みそを使わなくて良い」事です。
医者の判断に任せるというのは、大体の場合が至極真っ当です。

疑う事のメリットは、「自力で事を進められるかもしれない」事。
そのかわり、別の可能性を踏まえて動く理由を考えたり、調整したり、いろいろとパワーが必要です。


結果からわかるのは、最初の耳鼻科での診断を受けた段階で疑ってみるべきだったという事でした。
隙のない情報と診断結果を感じたならともかく、すでに数ヶ月喉と声の不調が全く改善されていなかったところに「様子をみる」と言われた際に、「いや、そんなもんですかね?」と自分で疑問を持たないといけなかったのです。

疑わない事は自分の時間を豊かにする様で、それが十分信頼に足らない場合は、長い目で見たときには首を絞めている事がある、という事を身をもって知りました。

5.最後に

仕事にどう生かせるねん、というよりは、「人生のすべての場面に生かせ」というレベルの出来事でした。

それでも日々何かを決断する際の腰は、時として何故か重いものです。
このあたりが、人は1回の教訓では変われないという事なのかなという風に思ったりもしますが、とかく生かすべき事だらけでした。
そんな私も、会社でほぼほぼ似たような事で最近めっこり絞られたところなので、なかなか成長ってやつは月日がかかるものです。

しかしそんなスタッフを内包しながらも、AND SPACEは会社としては、そういう点がほぼありません。
代表自らがそのあたりのパイオニアだからです。

そしていろんな事に特化したスタッフと日々議論、ものづくり、アイデア出しをしています。

信頼に足る相談相手をお探しの際、ぜひ一度お声掛けをご検討ください。
社内の人間として、そのあたりは客観的に自信を持てるところであります。


つべこべ言わずに行動しなはれの極み、鈴木でした。
次回は、手術・入院生活の気付きをまとめたいと思います。