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Date: 2019/05/26

【Adobeの無料モバイルアプリ】Adobe Capture CCはグラフィックデザイナーの業務効率化に超役立つ!?

こんにちは。いろいろあって最近中途採用されたデザイナーの飯澤です。

だんだん夏が近づいてきているので「今年はたくさん冷やし中華を食べるぞ」ということを心に強く誓う日々を送っています。美味しい冷やし中華が食べられるお店があったら教えてください。

さて、「デザイナー」という肩書きを名乗りましたが、そもそも僕たち「デザイナー」とはどんな人々なのでしょうか?いろいろな側面があると思いますが、一つ言えることは「僕たちはAdobeのしもべ」だと言うことです。

僕たちデザイナーはAdobe社の開発したIllustratorやPhotoshopの力をお借りして日々たくさんのデザインを作っています。もしもAdobeが「イラレもフォトショもアフターエフェクトもXDもぜーんぶやめた!寝る!」なんて言い出してしまったら泣いちゃいます。Adobe製品を使っていて、いろいろ腹が立ってしまう時や、八つ当たりでひどい罵声を浴びせてしまうこともあるけれど「大好きだよAdobeさん!いつもありがとう!」


と、いうことで


今回は純然たる「Adobeのしもべ」の一人として、まだ触ったことのないAdobe製品を利用しなければならないという気持ちから「ちょっとは話題になっているけど、実際に使っているという話があまり聞けないAdobeのモバイルアプリ【Adobe Capture CC】がグラフィックデザイナーのお仕事に役立つのか」を調べてみました。

 

【Adobe Capture CC】とは?

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【Adobe Capture CC】は、Adobeが配布しているiPhone・iPad・ Android端末用のアプリです。AdobeCCのアカウントがあれば無料で利用することが可能です。

Adobe Capture CC
https://www.adobe.com/jp/products/capture.html

デザイナーをはじめとした「クリエイティブ関係のお仕事」をされる方達の強い味方Adobeは、ここ数年モバイルアプリの開発に力を入れています。そのモバイルアプリの一つが【Adobe Capture CC】。スマートフォンやタブレットのカメラを利用して、デザイナーの素材作りをお助けしてくれるという便利なアプリです。

Illustrator・Photoshopと連携して使用することを前提に作られているアプリなので、イラレ・フォトショを使用しているデザイナーさんは一度触ってみることをオススメします!

【Adobe Capture CC】がデザイナーに役立つ主な機能

【Adobe Capture CC】にはいくつかの機能が備わっていますが、今回は特にグラフィックデザイナーの方が使える機能に絞って紹介してみたいと思います。

下準備としてAdobe CCの自分のアカウントでログイン!

【Adobe Capture CC】のアプリをダウンロードして起動したら、自分のadobeアカウントにログインしましょう。後からとっても役に立つので、面倒くさがらずちゃんとやった方がいいですよ!

1.「シェイプ」機能でベクター素材を作る

デザイナーの方にまずオススメしたいのが「シェイプ」の機能。この機能はベクター素材がホイホイ作れちゃう素敵な機能です。

Step.1 ベクター素材にしたいものを撮影

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ベクター素材にしたいものをパパッと撮影します。この時、画面下部のスライダーを動かしてコントラストを調整。イメージに近いものに仕上げてあげましょう。

Step.2 撮影した画像を調整して保存

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角度を調整したり、トリミングすることが可能なので撮影時に移ってしまった不必要な部分をこの時にカット。邪魔な部分を「消しゴムツール」で消したり、白飛び部分を「ペンツール」で足したりして画像を整えてあげたら保存しましょう。

Step.3 イラストレーターのCCライブラリから素材として使用可能に!

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スマートフォンでデータを保存すると、PC上のIllustratorのCCライブラリーにすぐに反映されるので、すぐにベクターデータとして使用できてしまいます。手書きの画像がすぐにベクターデータとして使用可能に!早い!便利すぎる!

「シェイプ」機能の感想

基本的にはIllustratorの「画像トレース」の機能を利用したものですが「撮影・スキャン→画像をIllustratorに読み込み→ライブトレース機能でベクターデータ化」という手順を踏んでいたものを一気に省略できるようになるのはとっても時短になりそうです。

今回は手書きの文字をベクター素材にしてみましたが、イラストやロゴのスケッチ、コントラストの強い写真などで使用するのも良さそうです。

2.「文字」機能でAdobe Fontsからフォントを検索

二つ目にオススメするのが「文字」の機能。グラフィックデザインのキモとなるフォント選び・フォント探しをサポートしてくれる機能です。

今回は下のデザインの「Adobe」の文字をAdobeのロゴタイプに似せて作る方法で「文字」機能を紹介してみます。

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Step.1 似ているフォント、近いフォントを撮影してトリミング

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使用したいイメージのフォントを撮影。そうすると自動的にトリミングの範囲をアプリ側から支持してくれるので、問題がなければ決定ボタンを押しましょう。今回はgoogleの画像検索からAdobeのロゴを撮影してみました。

Step.2 Adobe Fontsから似ているフォントを検索してくれる!

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撮影した画像を解析し、AdobeFontsから似ている画像を検索して候補となるフォントを数種類ピックアップしてくれます!一番イメージに近いフォントを選択し、CCライブラリに保存しましょう。

Step.3 イラストレーターのCCライブラリから素材として使用可能に!

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保存したフォントもPCのIllustrator側のCCライブラリーにすぐに反映されて使用することができます。

「文字」機能の感想

Adobe Fontsと連動したフォント探しはとってもスピーディーで快適です。ただ、いくつかの点で使用には問題もありそうです。

「瓶のラベルなどの曲面」や「角度がついている画像」は検索がうまくいかない

撮影する時に文字が歪んでしまっていると正しい検索結果が出ません。まっすぐ正面から撮影するとうまくフォントを検索できるようなので、試しながら工夫してみましょう。

Adobe Fontsに登録されているフォント以外には非対応。特に日本語に弱い

そもそもAdobe Fontsと連動することを前提に作られているのでAdobeFontsに無いフォントは検索できません。日本語フォントに関しては特に弱く、まだまだうまく検索できないことは多いです。しかし、Adobe Fonts自体が昨今どんどん充実し、改善が進んできていることからも、今後もっと使いやすく充実したものになることが予測されます。「がんばれ!Adobe Fonts!」

まとめ

【Adobe Capture CC】はCCライブラリーと連動することによって、スマートフォンとPCの連携をかなりスピーディーに行うことができるところがとっても魅力的。このスピード感はうまく利用すれば実際のお仕事でもきっと役立てることができそうです。
Adobe製品を使い慣れている人にとってはお手軽に使いこなせて、料金も無料ということから導入のハードルも低いところも嬉しいポイントです。

今回紹介した機能の他にも

・「パターン」機能による【模様の作成】
・「ブラシ」機能による【パターンブラシの作成】
・「カラー」機能による【カラーピッカーとカラーテーマの作成】など

グラフィックデザインに役立つ機能を多数搭載しています。

昨今Adobeがモバイルアプリ開発に対して力を入れている様子から、Adobeのモバイルアプリはこれからまだまだ発展し、より機能的で使いやすいものになっていく可能性がありますし今のうちから一度触ってみても損はないかも⁉︎お試しあれ!

飯澤

この記事を書いた人

福島県出身、思春期まっただ中の“ファンキー・パーリー・デザイナー”。大学でプロダクトデザインを学ぶも、広告の道に進むならグラフィック!と回れ右。その後、就職した会社でチーフデザイナーを長年務める。いかにも“はえ抜き”に見えるが、谷川の熱意あふれる“引っこ抜き”でAND SPACEに仲間入り。あらゆるデザインテイストを器用にこなすオールラウンダーであり、どんな話題にもいっちょ噛みする根っからの討論者。意気込みは良いが、なんせ、運動神経と往生際が悪い。