レトリック 【rhetoric】

【読み:れとりっく】

レトリックとは、文章やスピーチの内容に相応しいアクセントを効果的に加える表現技法のこと。言い回し。

古代ギリシア・ローマ時代から「修辞学」として扱われている学問的領域であり、日本では「文彩」または「彩」と呼ばれている。

豊かで美しい文章表現のために用いられるレトリックの技法は、直喩・隠喩・換喩などの「比喩」をはじめ、擬態語・擬音語・擬声語などの「擬態法」、「擬人法」「体言止め」「倒置法」「反復法」など様々で、読み手や聞き手に分かりやすく伝えること、事実をより鮮やかに伝達することを目的とする。

近年は、表面上または表現上の巧みな言葉を指す単語としても使用されている。