Date: 2018/09/08

怒られることに上手に付き合う「怒られ上手」になろう!

普通に話してる時に「怒ってます?」と聞かれ、それに怒っている今井です。
この記事を読まれている方は、怒られることに対して悩んでいる方が多いと思うのですが、怒られるのってやっぱり嫌ですよね。僕も怒られるのは嫌ですし、怒られないように気を配っています。でも仕事に対する向き合い方としては、怒られるのを怖がって無難なやり方をするより、より良いやり方を考えて挑戦するタイプの方が好きですし、そうなりたいと思っています。
最近は、ミスに対して注意されたことで深く落ち込んだり、一度の失敗でやる気をなくしてしまうような、そんな打たれ弱い人が増えていると言われています。
怒られても挑戦するスタンスを保つためには、そんな打たれ弱さをどうにかする必要があります。ですが、打たれ強さをいきなり身につけることは出来ないので、打たれ弱いながらもガッツリ凹んで心が折れたりしないように「怒られ上手」になる方法をご紹介したいと思います。
※賛否両論あると思いますので「これも一つの考え方」という目で読んでいただければ幸いです。

怒られるのが苦手な人は「攻撃されている」と感じている

怒られるのが苦手な人は、注意されたことに対して「自分が攻撃された」と思っている傾向があります。
怒られていることの「内容」ではなく、怒られている「状況」という表面的な部分に目を向けてしまい、「攻撃されている」という感じ方になってしまうため、怒られる度に只々落ち込んだり、嫌になってふさぎこんだりしてしまいます。

怒られ上手な人は「怒ってくれる人は味方」と考えることができる

怒られてもガッツリ凹まないタイプの「怒られ上手」になる上で大切なのは、怒ってくれる人は味方だと考えられるようになることだと思います。
怒られることは誰にとっても嫌なことですが、怒ってくれる人は嫌な人ではありません。本当に嫌な人であれば怒るのではなく、陰で悪口を言う、失敗をあえて指摘せずそのままにさせるなど、別の方法を取ると思います。
なぜなら、「怒る」という行為は、怒る側にとっても精神的・肉体的に労力が必要なことだからです。
そのような労力を惜しまずに使ってくれる人は、味方と言ってよいと思います。自分に対して何も言わない人と、伝えようとしてくれる人、その違いをはっきり認識することが大事だと思います。そしてそのように日常的に考えるようにしましょう。
ただし、八つ当たりやストレス解消として怒ってくるような残念な人ももちろんいてるのでご注意を!

怒られ上手が行っている5つの方法

1.まずは出来る限り大きな声できちんと謝る

怒られたときにきちんと謝る。当たり前のことですが、怒られている状況できちんと謝り話すことは、怒られ慣れていない人にとっては難しいことです。気持ちで申し訳ないと思っていても、それが相手に伝わらなければ相手の怒りはさらに大きくなることがあります。
例えば、怒られている時にまったくの無反応でいると、相手に「本当に伝わっているのか?」と思われてしまいますし、下を向いてボソボソと返答したりすれば、相手の怒りが増してしまう可能性があります。
こうしたときは、大きな声で「申し訳ございません!」「ご指摘をありがとうございます!」と言うのが、一番シンプルで気持ちいい怒られ方だと思います。
ただし、丁寧過ぎたり敬語が硬すぎたりすると、逆にウソっぽくなって怒らしてしまう可能性があるので、下手に硬くなり過ぎないように注意してください。

2.相手の意見を一旦全部受け止める

怒られ下手な人でよくいてるタイプが、自分に自信がある人、もしくは今までそういう生き方をしてきた人で、その考え方のせいで相手の意見を真摯に受け止めることが出来なくなっている人です。
そういう人は、自分はまだまだ未熟だと知ることが大事だと思います。仕事のエキスパートではないことを自覚し、相手の意見をそのまま受け入れて聞けるように意識しましょう。
なかには「え?」と思うような意見や怒り方もあると思いますが、一旦全部受け止めてみましょう。いろいろなパターンの怒りを受け止めることで、どんなことに対して人が怒るのかを知ることが出来ますので、成長するための勉強だと思って受け止められるようになりましょう。でも、無理に我慢しすぎると嫌になってしまうので、ほどほどに無理のない程度にしましょう。

3.質問をして詳しく学ぶ機会を作る

怒られたことをただの嫌な思い出にしてしまわないようにするには、怒られる理由になったことについて、もう一度相手に質問をし、学ぶ機会をつくることも大事だと思います。
怒られた後にすぐ質問するのはいろんな意味でハードルが高いので、休憩時間や仕事がひと段落した後など、一通り相手の怒りが収まったタイミングを見計らって「先ほどは申し訳ございませんでした。出来ればもう少し詳しく◯◯について教えていただけませんか?」と聞くといいと思います。
すると相手は、怒っていたときよりも落ち着いた状態で、それについて詳しく教えてくれるでしょう。そういう積極的な姿勢を通して、相手にやる気があるということを伝えることもできるので、この方法は特におすすめです!
僕がその上司なら、気持ちに応えてあげようと思って、ここから軽く1時間以上話すことになるでしょう。話が長い方なんで。

4.怒ってくれる人をよく観察する

怒る人がどんな人なのかを観察すると怒られる前兆がわかるようになります。そうした前兆がわかるだけでも心の準備ができるので、怒られることに対して落ち着いて向き合えます。
それに仕事のコツがわかるようになります。きちんと人を怒ることができる人は仕事ができる人であることが多いので、自分を怒ってくれる人の言動をしっかりと見聞きしていると、仕事ができるとはどういうことかがわかってきます。一度その見方がわかるようになると、学んだ仕事のコツを自分の働き方にも活かすことができるようになると思います。

5.怒られたことから課題を考え実践する

人に怒られることは決して楽しいことではありません。いつまで続くのだろう、と絶望的になることもあるかもしれませんし、他人に相談しても「仕事なんてそんなもんやで。俺の若い時なんてどんだけ怒られたか…」と言われてしまうかもしれません。
しかし、永遠に怒られ続けることは絶対にありません。怒られないためにはどうすればいいかを必死に考え、それに応じた努力を続ければ、必ず仕事ができるようになり、同時に怒られなくなります。
1年以上必死に頑張っても、全く怒られる回数が減らないのならば、怒る側に問題があるか、よっぽどその仕事が向いていないか、何か悪いイメージを持たれている場合があるので、環境を変えることを考えてみてもいいかもしれません。

最近は、怒ることそのものが悪いことのような社会になってきていますし、実際怒ることってあんまり意味が無くて良くないことかもしれないなって思うところもあるので、そういう世の中の流れもそれはそれでいいことかもなと思う反面、怒られることに対応出来ない人が増えているという現状も感じている今日このごろです。
とりあえず、そんな世の中の流れは置いておいて、必要な時にはきちんと注意できる人でありたいと思っている、日常会話が怒って聞こえる今井でした。

今井

この記事を書いた人

幼少期に鎌鼬に腕を斬られた男(本人談)。学生時代はバスケに没頭。得意な絵と、好きなスポーツで仕事がしたいと考え、専門学校卒業後はバスケグッズメーカーに入社。2年間勤めた後転職し、2社目で谷川と出会う。デザイン部部長まで出世するも、独立のため退職。谷川から外注として仕事を受ける中、声をかけられ入社、現在に至る。全てにおいて信頼が厚く面倒見がよい。ディレクション力の更なる向上を目指し、日々仕事に取り組んでいる。