Webディレクター・デザイナーの今井です。
今回は1ヶ月ほど前に対応した「Webサイトのお問い合わせフォームからGoogle Workspaceのメールアドレスにメールが送れない問題」について、実際に起った問題と対応策について解説させていただきます。
この仕事をしていると、これと同じようなことでハマる可能性が必ずあると思いますので、この記事がそのような人の助けになれば幸いです。
全然関係のない余談
さて、本題に入る前に少し余談なんですが、みなさんは普段スポーツとか軽い運動ってしてますか?
自分はというと、学生時代にバスケにハマって以来、社会人になってもテニスにロードバイクに格闘技…と、手あたり次第いろんなスポーツに手を出してきました。
でも、人生の後半戦に突入した今、40歳を越えてからは筋力・体力の減退がとてつもなく加速してしまい、激しいスポーツはどうにもこうにもキツくなってきました。
それでも、体は動かしたい!とボルダリングやジムに行ってみたりしたんですが…どうもピンとくるものが見つからないんです。
現在の候補はサイクリングかテニスあたりかな、とは思っているんですが、もし「これぞおっさんに最適なスポーツ!」というのがあれば、ぜひ教えてもらえると嬉しいです!
どうぞよろしくお願いします!
目次
【結論】お問い合わせフォームからのメールがサーバーに吸収されてしまう
まず結論からお伝えすると、今回の原因は、サイトのドメインと同じドメインのメールアドレスをフォームの送信先に指定しているため、サーバーの仕様によってそのメールがサーバー内で止められてしまい、送信されなかったことです。
対処方法としては、WebサイトからSMTP送信を使えるように設定するか、異なるドメインのメールアドレスを送信先に指定することで解決できます。
今回起こった問題
今回の問題は、弊社が管理しているクライアントのWebサイトで発生しました。<br>
そのサイトにはお問い合わせフォームがあり、フォームから問い合わせがあるとそのクライアントにメールが送信される仕組みになっています。ところが、クライアントがメールサーバーをGoogle Workspaceに変更したことで、Webサイトからのメールが届かなくなってしまいました。
症状の詳細
- メールサーバーを変更した途端にフォームからのメールが届かなくなった
- メールサーバーを変更したのに、なぜか旧サーバーにメールが届いている
- 違うドメインのメールアドレスを設定すると問題なく受信できる
原因はサーバーの仕様にあった
上記症状で調べていたところ、下記のことが書かれている記事を見つけました。(どのサイトか覚えていませんが、この時の記事を書いてくださった管理者様ありがとうございます!)
「Webサイトのドメインとメールアドレスのドメインが同一の場合、Webサーバーがフォームからのメールを吸収してしまい、外部サーバーへ送信ができない。」
まさにこれやん!!(ネットで検索してる時にドンズバな記事がヒットしたとき、小さな幸せ感じますよね)
一般的なレンタルサーバーは基本的にこの仕様になっているようなんですが、なんでそんな仕様になっているかは謎ですね。レンタルサーバー会社の皆さんに考え直していただきたいです。
プラグインで対処するのがおすすめ
原因が特定できたけど、どうやって回避すればいいのか悩んでいたところ、エンジニアの足立さんから「SMTP送信できるWordPressのプラグインでいけるかも知れませんよ」とアドバイスをいただき、早速導入したところ、見事に解決しました!(足立さんに感謝!いつも助かってます!)
仕組みとしては、現在のメールサーバーであるGoogleを送信サーバーに設定して送信するというものです。なお、Googleの詳細設定を説明すると長くなるので、割愛させていただきます(説明できないというのが本音です)
そのプラグインはこちらです。
無料版で充分使えますし、かなりクオリティが高いプラグインですので、おすすめです!
まとめ
この件はWebサーバーとメールサーバーを分けている場合に起こるトラブルですので、出会う頻度は高くないと思いますが、この仕事をしていれば必ず起こることだと思います。
前述の通り、自分もブログ記事に助けてもらったので、この記事が誰かの助けになればと願っております。
ホームページのことやデザインに関することでお困りの際は、ぜひAND SPACEまでご相談ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今井
この記事を書いた人幼少期に鎌鼬に腕を斬られた男(本人談)。学生時代はバスケに没頭。得意な絵と、好きなスポーツで仕事がしたいと考え、専門学校卒業後はバスケグッズメーカーに入社。2年間勤めた後転職し、2社目で谷川と出会う。デザイン部部長まで出世するも、独立のため退職。谷川から外注として仕事を受ける中、声をかけられ入社、現在に至る。全てにおいて信頼が厚く面倒見がよい。ディレクション力の更なる向上を目指し、日々仕事に取り組んでいる。