Date: 2017/08/21

【Google広告⑤】広告キーワードの選び方・組合せ方

前回の広告グループの説明に続き、 今回は、Google広告を運用する中で大事な「キーワード その1(基本)」のオハナシです。 リスティング広告の成功は、キーワード選定が大きく関わります。 ここで失敗すると結果がでず、「無駄な広告費がかさむ」などの大事故につながります。 この様な大事故を起こさないためにも、まずは「キーワード選定の基本」をじっくり理解していきましょう。

キーワードの基本

リスティング広告では、成果をだすためにキーワード選定が非常に重要なポジションです。 広告文・リンク先なども重要な要素ですが、中でもキーワードが最重要です。 なぜなら、キーワード選定をすることでターゲットを絞りこめる = ターゲットニーズの明確化だからです。

目的にあったキーワードを選ぶ

リスティング広告の運用は、目的と予算によって内容が大きく変わります。 目的がアクセス向上やブランド認知度向上であれば、検索数の多いキーワードや、複数のキーワードを絞らない方法で、広告の表示回数やクリック数を増やす必要があります。 コンバージョン1件あたりの広告単価を抑えて、効率化を目的とするならば、競合が多いキーワードを避けてクリック数を抑えていきます。 目的が不明瞭で予算だけ決まっている場合でも、とりあえずの目安だけは決めてください。 大企業でない限り、ほとんどが後者の目的で運用されるかと思われます。

キーワードの種類

キーワードには、大きく分けてビッグキーワードとスモールキーワードがあります。 キーワード選定のコツは、「この2つのキーワードを組み合わせて、いかにターゲットのニーズに近づけるか」です。

ビッグキーワードとは

ビッグキーワードとは、検索エンジンでの検索回数が多いメジャーなキーワードのことです。 ブランディングなどの知名度向上には有効ですが、1クリック単価(CPC)が非常に高額というリスクがあります。 また、膨大な検索数には多様なニーズが混在しています。

スモールキーワードとは

ビッグキーワードに対して、明確化したターゲットのニーズを組み合わせた複合キーワードを指します。 広告表示範囲を狭めますが、成果につながりやすいターゲットに対してダイレクトなアプローチが可能です。

キーワードの組み合わせ

キーワードを組み合わせる際はあれやこれやと羅列せずに、ビッグキーワードである「主軸」に「副軸」を掛け合わせて、スモールキーワードを作るかたちになります。 例えば、大阪で展開しているコンタクトレンズの販売店(実店舗)の場合

主軸

ビッグキーワード:コンタクトレンズ、カラーコンタクト

副軸

情報キーワード:予約可能、返品可能、当日受渡、クーポン、眼科隣接 訴求キーワード:エリア(大阪府、大阪府大阪市、大阪駅)、費用など

上記から出来上がるスモールキーワード

コンタクトレンズ 即日 コンタクトレンズ 眼科 大阪 コンタクトレンズ クーポン 安い スモールキーワードは、 単純に検索回数ではビッグキーワードより低く集客できる人数も限られてきますが、ターゲットニーズを満たしているため、広告クリック後のコンバージョンも上がりやすくなります。

キーワード選定のコツ

ターゲットのニーズ探しは、「メインキーワード(取りにかかる)」、「サブキーワード1(できれば取りたい)」、「サブキーワード2(母数を増やしたいなど)」とキーワードごとに役割を整理して選んでいきましょう。 また最近では、キーワードを探す便利なツールも多々出てるので利用していきましょう。

キーワード選定ツール紹介

Google検索

Google検索

Yahoo!検索

Yahoo!検索 キーワードの幅を広げるために、「検索エンジンの入力補助」や「検索サジェスト」も利用する。

Google AdWords キーワードプランナー

Google広告 キーワードプランナー http://adwords.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/ 関連する単語やフレーズを入力すると、キーワードの候補が表示され、月間検索数や関連語などが自動で抽出される便利ツールです。 無料で使用できる、神ツールです。

Googleトレンド

Googleトレンド

http://trends.google.co.jp/trends/ 検索回数が急上昇しているキーワードを知ることができるツールです。 キーワードごとに時系列で検索クエリの増減をチェックすることもできます。

まとめ

キーワード選びについて、 スモールキーワードを軸として紹介させていただきましたが、必ずしもスモールキーワードで運用しなければならないということではありません。 重要なのは、目的と予算にあったキーワード選定です。 Google広告広告での「キーワード その1(基本)」のオハナシは以上になります。

次回は、 キーワード その2(分析)について、オハナシします。

<関連記事>
【Google広告①】アカウント登録・ログインの方法
【Google広告②】キャンペーンと広告グループの概要
【Google広告③】広告の種類とキャンペーンの設定方法
【Google広告④】広告グループの分け方とキーワード数
【Google広告⑤】広告キーワードの選び方・組合せ方
【Google広告⑥】広告キーワードの分析方法
【Google広告⑦】除外キーワードの設定方法
【Google広告⑧】代表的な広告の種類とその構成
【Google広告⑨】テキスト広告文の作成とコツ
【Google広告⑩】テキスト広告文の作成とコツ

【Google広告 番外①】管理画面リニューアルの説明
【Google広告 番外②】少額予算でGoogle広告を運用する場合の注意点

堀岡

この記事を書いた人

父親が転勤族だったため、幼い頃から各地を転々とし、学生時代にアジア各地を放浪するなど、営業マンとして不可欠な行動力と即断力を自然と身につけてきた。AND SPACE入社にあたり、「転職するなら法人じゃなきゃヤダ!」とぶちかましてから5年。社内総選挙の結果、谷川の跡を継ぐ2代目社長に就任。広告業界で数々の成果をあげてきた思考の中心は、なんだかんだ営業マン。クライアントや代理店とのビジネストークは経験値が滲みでる。Web広告の知見と実績は社内随一。あと、もの忘れの酷さも社内随一。ファイ!