Date: 2020/12/07

【2020年改訂版】 Googleタグマネージャを使ってクリック数を計測する方法

こんにちは後藤です。
以前、タグマネージャを利用した「イベントトラッキング」の設定方法について書きましたが、 仕様が変わってしまいうまく計測できなくなってしまっていたので、今回改訂版ということで書き直します。

はじめに、計測するにはタグマネージャーでアナリティクスがすでに設定されていて、
対象のサイトにタグマネージャーが埋め込まれていなければなりません。まだ出来ていない方は、前回の記事「Google タグマネージャでアナリティクスを設定する方法」をご覧ください。

※今回の改訂版は、10月にリリースされた「Google Analytics 4」の設定方法ではないのでご注意ください。

イベントトラッキングとは?

イベントトラッキングってなに?って方もいると思うので簡単に説明します。
グーグルアナリティクスでは、HTMLにトラッキングコードと呼ばれるタグを埋め込んで閲覧数を取得できますが、「ページをスクロール」「リンクをクリック」された数を数値として取得することも可能です。これらのようにページ内でユーザーが行った行動(イベント)を計測(トラッキング)する機能を「イベントトラッキング」と言います。今回はこれをタグマネージャを使って、グーグルアナリティクスで計測することが目的となります。

イベントトラッキングの事前準備

gtm_event01

1.変数の設定

前準備としてGoogleタグマネージャの組み込み変数の設定を行ってください。
Googleタグマネージャの管理画面へログインし、左サイドメニューの「変数」をクリックします。
「設定」ボタンをクリックし、「クリック」にあるすべての項目にチェックをします。

組み込み変数とは
グーグルタグマネージャに予め用意されているもので、クリックのようにイベントが発生したときに返す情報になります。PageURLの場合だと、イベントが発生したページのURLを取得することができますし、ClickURLだとaタグに記述されているURLが取得可能です。

Googleタグマネージャー

クリック数を計測するトリガーを作成する

gtm_event02

1. トリガーの作成

左のメニューから「トリガー」を選択して、新規トリガーを作成します。
今回の対象はリンクになるので、トリガーのタイプは「クリック>リンクのみ」を選択します。

トリガー
トリガーとは直訳すると「引き金」という意味になりますが、タグマネージャで使われるトリガーはタグを実行するか否かイベントが発動する条件をさしています。トリガーとは、着火(実行)するタイミングと理解していただいて大丈夫です。

※ちなみにですが、タグの実行のことを英語ではよく「fire」と表記することから、タグの実行を「発火」と呼ぶことがあります。


2.トリガーの設定

引き続きトリガーを設定をしていきます。

gtm_event03


ここでのチェックはなしで次に進みます。


3.トリガーのタイミングを設定する

今回は、「一部のリンククリック」にチェックを入れます。

gtm_event04


「Click URL」「含む」をプルダウンから選択し、値の欄に計測したいリンクのURL(href属性にあるURLまたは電話番号)を入力します。これでクリックしたリンクに「012-3456-7890」が含まれていた場合に有効になります。設定に間違いがなければ「保存」ボタンをクリックして、トリガー名を入力後、「保存」でトリガーの設定は完了です。

公開に向けてタグを作成する

最後に今回作成したクリックイベント用の計測タグを作成します。

※「Google Analytics 4」の設定方法ではないのでご注意ください。

タグの設定

gtm_event06


左サイドメニューの「タグ」をクリックし、「新規」ボタンをクリックします。
「ユニーバサルアナリティクス」を選択します。


gtm_event07


「トラッキングタイプ」は「イベント」を選択します。
「イベントトラッキングパラメータ」は、以下のように入力します。
ここで設定したパラメーターは、アナリティクスで表示されます。

カテゴリ 電話発信
アクション {{Click URL}}
ラベル {{Page URL}}

非インタラクションヒットとは
非インタラクションヒットとは、イベントが発生した際にページ遷移と同じ扱いにするかどうかを設定する項目です。「真」の場合は、「ページ遷移なし」とされ直帰率の算出に含まれない、つまり直帰率に影響しません。逆に「偽」の場合は、「ページ遷移あり」とみなされるため直帰率の算出に含まれ直帰率に影響します。

トリガーの選択

gtm_event08

最後に、トリガーの選択からさきほど作成しておいたトリガーを選びます。

作成したタグを公開する

管理画面右上の「公開」ボタンをクリックしてください。公開後、イベントトラッキングが開始されます。
これでイベントトラッキングの設定は完了です。

イベントで登録したクリック数の確認方法

gtm_event09


画面キャプチャは、作成したタグが機能しているか確認するために、「リアルタイム > イベント」で確認しています。 ここで計測できていなければタグの設定が間違っている可能性がありますので設定を見直してください。 上手く計測できていれば、「行動 > イベント」の画面でも計測数は確認できます。

後藤

この記事を書いた人

こっそりフォローが上手なWeb開発部長。人に合う色や形を探すのが好き。美容師として6年間働くも、グラフィックデザインに興味を持ちはじめる。友人の紹介で谷川と会うも「今更グラフィックは無理」とこけおどされる。その悔しさをバネに独学でWebを勉強し、やがて谷川と仕事をするようになる。徐々に信頼関係が確立されてゆき、AND SPACEに入社。丁寧な仕事と、キレイなソースを書くことに定評あり。