アフォーダンス 【affordance】

【読み:あふぉーだんす】

アフォーダンスとは、アメリカの心理学者、ジェームス・J・ギブソンによる造語。「与える、提供する」という意味の英語affordが元となっている。

広告デザイン業界では「人の行動を誘導するためのヒントを示し、使い方をユーザーに伝えること」を指す言葉として使用されている。例としては「指の形と同じくらいのへこみをつけることで、ユーザーがタッチすることを促すアフォーダンス効果をねらう」等の使われ方がある。

元々はプロダクトデザインや建築デザインの業界で特に使われていた言葉だが、webやアプリケーション等のUI/UXに強い注目が集まる昨今では、広告デザイン業界でも使用される頻度が増えている傾向がある。

しかし、アフォーダンスという言葉自体が作られた生態心理学での本来の意味は「生物と物体の間に存在する行為についての関係性そのもの」を指す言葉であり、デザイン業界での使われ方は本来の意味の誤用とされている。