Chromium
【読み:くろみうむ】
Chromiumとは、Google社が公開しているオープンソースのWebブラウザプロジェクトの総称である。
同社が公開している「Google Chrome」もこのChromiumをベースに開発されている。
元々、ChromiumはApple社が中心となって開発していた「WebKit」と呼ばれるHTMLレンダリングエンジンを搭載していたが、Chromiumの拡張機能や、アプリケーションごとに1つのプロセスとして動作するマルチプロセスの概念が大きな障害となり、2013年以降は「Blink」と呼ばれるレンダリングエンジンを搭載した。
Web業界では度々話題になる対応ブラウザ問題だが、基本的にHTMLやCSS、JavaScriptなどのソースは、前述のレンダリングエンジンによって再現されるため、ブラウザのベースが同じであれば、基本的には同じ動作をする。
例:同じChromiumベースのGoogleChromeとOperaなど
MEMO
Microsoft社が提供するMicrosoft Edgeは「EdgeHTML」と呼ばれる、Internet Explorerに使用されているTridentの派生版レンダリングエンジンが使用されていたが、2020年1月にChromiumベース版がリリースされた。晴れて、Web制作会社が謎のEdge対応に頭を抱えることは少なくなった。