大本山百萬遍知恩寺 リーフレット

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大本山百萬遍知恩寺

お堂9棟が重要文化財になった境内を
「巡る楽しさ」伝える折パンフレット

京都市にある百萬遍知恩寺は、浄土宗大本山のひとつに数えられる名刹で、毎月15日に「手づくり市」が開かれることでも有名です。

2017年、境内の主要堂宇9棟(総門/阿弥陀堂/西門/釈迦堂/御影堂/鐘楼/加茂明神鎮守堂/勢至堂/御廟・念字門)が、国の重要文化財に指定されるニュースが飛び込んできました。

普段は参詣者の少ない百萬遍知恩寺ですが、歴史的価値の高さが認められた重文指定の諸堂を起爆剤に、魅力を社会へアピールするため、寺院紹介用折パンフレットパンフレットとは、複数枚の紙を綴じた小冊子のこと。また、綴じ方は簡易的なもので、製本されたものはこれに当てはまらない。 稀にリーフレットと同じ扱いとされることもあるが、リーフレットは1枚の用紙を2つ折りや3つ折りにした印刷物のことを指すため別物である。を一新することになりました。

読みづらさを解消するため
「じゃばら折り」にリニューアル

百萬遍知恩寺の従来の折パンフレットパンフレットとは、複数枚の紙を綴じた小冊子のこと。また、綴じ方は簡易的なもので、製本されたものはこれに当てはまらない。 稀にリーフレットと同じ扱いとされることもあるが、リーフレットは1枚の用紙を2つ折りや3つ折りにした印刷物のことを指すため別物である。は、仕上がりサイズが一般的なA4 1/3でしたが、展開するとA3サイズ(DM折り)となり、読みづらさが顕著でした。
そこで、12ページのデザイン面数をキープしつつ、読み進めやすいコンパクトな仕様とするため、「じゃばら折り」に変更。

構成も大胆にリニューアルし、ドローン撮影した御影堂の全景や所蔵する宝物の写真を数多く使用したレイアウトにリニューアルしました。

歴史散策のお供になるツールを目指し
新たなコンテンツ「百山百景」を追加

リーフレットリーフレットとは、1枚の用紙を2つ折りや3つ折りにした印刷物のこと。宣伝や案内目的の印刷媒体としてよく用いられる。(例外もあり) 言葉の認知度自体は比較的低く、主にデザイン・広告業界以外においては「折り畳みパンフレット」「ミニパンフレット」などと呼ばれることもあるが、パンフレットは複数枚の紙を綴じた小冊子を指すため別物である。の一新にあたり、片面のメインコンテンツとして「百山百景」を追加しました。

ひとつのお寺の境内に9つも重要文化財が共存している百萬遍知恩寺を巡り、知り、興味関心を深めてもらうことが目的で、表玄関である南側の総門を入ってから順に重文の堂宇を紹介。

使用した写真の撮影は、新コンテンツ作成のためにAND SPACEAND SPACEとは大阪と東京を中心に活動する広告デザイン会社 株式会社AND SPACE(アンドスペース)のこと。 グラフィック・ウェブ・システムを中心として、空間や映像のデザインなども手掛けている。 ベネフィットは元気さ。のスタッフ自ら担当しています。

また、お堂の位置関係がひと目でわかるように、GoogleMapの航空写真をもとに境内配置図も書き起こしました。