大本山くろ谷金戒光明寺 開宗850年ロゴ&ポスター

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大本山くろ谷金戒光明寺

歴史に基づく「最初のお寺」訴求で
浄土宗の開宗850年ならではを

浄土宗が開かれてから850年の節目が2024年に迫るなか、浄土宗大本山のひとつである京都・くろ谷金戒光明寺の記念ポスターとロゴマークを制作しました。

「法然上人43歳。最初のお寺、はじまりの場所。」のキャッチコピーキャッチコピーとは、人の注意を引く宣伝文句のこと。 チラシ・パンフレット・ホームページ・CMなど、あらゆる媒体で使われ、基本的には広告においてキャッチコピーは必ず必要なもの。 キャッチフレーズと呼ばれる場合もあり、コンセプトコピーと同義語として扱われる場合もある。は、開宗に関係する歴史から発想しています。

鎌倉時代の1175年春、浄土宗を開いた法然上人は、比叡山から京都の町に下り、現在のくろ谷金戒光明寺が建つ地へやってきました。

この時に築いた草庵が、金戒光明寺の起源であり、法然上人が初めて建てた浄土宗のお寺だと云われる由縁となっています。

写真を使うベタなデザインは避け
書き起こした法然上人イラストを軸に

開宗850年の主役は、もちろん法然上人です。

ポスター制作に当たり、境内のきれいな写真を使う手もありましたが、他の本山との差別化や他の印刷物との混同を避けるため、新たに書き起こした法然上人のイラストを軸とするレイアウトにしました。

また、キーカラーのオレンジ(緋色)は、浄土宗において高貴な色のひとつであり、総大本山の住職を務める大僧正をはじめとした特別な僧侶しか身につけることのできない衣の色を使用しています。

「はじまりの場所」を裏づける
山門をモチーフにしたオリジナルロゴ

ポスター制作と合わせて、くろ谷金戒光明寺独自の「開宗850年ロゴマーク」も考案しました。

モチーフにしたのは、浄土宗最初のお寺であることの証である「淨土眞宗最初門」の文字を刻む勅額が掲げられた山門です。

金戒光明寺の境内を代表する山門の造形美と、漢数字の「八五◯」を組み合わせたデザインで、2024年に向けてのオリジナルロゴとしました。