イラストレーターCS2から、メニューやツールに任意のショートカットを割り振ることができるようになりましたが、(上部メニュー > 編集 > キーボードショートカット)整列やパスファインダにはショートカットを割り振ることが出来ません。
しかし、整列ツールは非常に使用頻度の高いツール。
そこでAND SPACEでは、アクション機能を使って整列ツールに擬似的にショートカットを割り振っています。
整列ツールにアクションを割り振る方法
まず、適当にオブジェクトを3つ用意します。
次にそれぞれのオブジェクトを選択している状態にし、アクションパネル右下の「新規アクションを作成」のアイコンをクリック。
パネルが開いたら、「名前」に任意のアクション名を入力し、「ファンクションキー」から、割り振りたいキーを選択します。
※アクションはキーボード上部の「F1〜F15」にしか割り振ることが出来ません。また、既にファンクションキーに何らかのアクションを設定している場合は、shiftやcommandにチェックを入れて、他のアクションと重複しないようにしてください。
Okを押すと、アクションの記録が開始されるので、この状態で割り振りたい整列ツールのボタンを押します。今回は「左揃え」を選択。
オブジェクトが整列されたことを確認した上で、アクションパネル左下の「再生 / 記録を中止」をクリックして記録を完了します。
以上でアクションの設定が1つ完了しました。
あとは、アクションを割り振りたい整列ツールの数だけ、同じ作業を繰り返します。
AND SPACEの割り振り設定
ちなみにAND SPACEでは以下のようにアクションを割り振っています。
- F1:左揃え
- F2:水平方向の中央揃え
- F3:右揃え
- F4:上揃え
- F5:垂直方向に中央揃え
- F6:下揃え
- F7:垂直方向に等間隔揃え
- F8:水平方向に等間隔揃え
macの場合の注意点
macの場合、ファンクションキーに元々音量の調整やモニターの明るさなどが設定されている場合があります。
その場合は、「左上のリンゴマーク > システム環境設定 > キーボード」を開き、「F1、F2 などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックを入れると解決します。
こちらにチェックを入れても、「fn」 キーを押しながらそれぞれのファンクションキーを押せば、元々設定されていた音量調整やモニターの明るさ調整なども使用する事ができます。
谷川
この記事を書いた人「本気でぶつかる」第一人者。17歳でロンドンへ短期留学。18歳でデザイナーを目指し制作会社に入社。次第に個人での受注が増え、23歳で起業。以降、じわじわ組織化していく。2021年に社長を退き、現在は顧問的なポジションに。座右の銘は「どうせなら全力」。株式会社デリシャステイク取締役、株式会社BOB不動産取締役、株式会社上田酒店デザイン事務所取締役、大阪総合デザイン専門学校非常勤講師を兼任。肩書が多いため胡散臭いが、会ってみるとホントに胡散臭い(がんばれ!)。