AND SPACEのお叱り担当の今井です。
雨でなかなか外出もしにくく、ストレスが溜まりやすい毎日が続いていますが、みなさんどのようにお過ごしでしょうか。ストレスを抱えた上司などに無駄に怒られたりしていませんか?
今回は、10年以上マネジメント業務に携わり、たくさんの後輩や先輩(?)を怒ってきた僕が、その経験を生かして「怒られなくなる方法」を考えまとめてみました。
怒られることが多くて困っている人に、すこしでも参考にしてもらえれば何よりです。
もくじ
- 怒られるのはみんなイヤ
- 怒られたことを理解し、原因追求する方法は「相手の立場になること」
- 怒る側の気持ちがわかれば怒られることを未然に防げる
- 怒られた後に再度聞く
- すべて自分のために言ってくれてると思う必要はない
怒られるのはみんなイヤ
精神的ガッツリM体質なレアな人は別として、みんな怒られるのは嫌です。嫌なことを無理に好きになることは難しいですし、嫌なままでいいと思います。問題なのは、嫌だから、ただただ目を背けるという対処をしてしまっていることです。
怒られるのが嫌だからこそ、怒られたことから目を背けるのではなく、怒られた事実と向き合い、怒られていることをきちんと理解し、原因を考え、改善に集中する。
これこそが怒られないようにする一番の近道だと思います。(嫌なことの改善に近道は無い!甘えるな!)
怒られたことを理解し、原因追求する方法は
「相手の立場になること」
頻繁に怒られている人で、「なんでそんなに怒っているのかわからない」「怒っている内容がピンとこない」など、そもそも状況が飲み込めていない人がいます。それは、自分目線だけで見ているからではないでしょうか。それを改善するには、まずは「相手の立場になること」です。でも、相手の立場だったらどう思うかというのは、ほとんどの人が考えていると思います。それで半分ぐらいのパターンは理解できると思うのですが、理解できない場合に重要なのが「相手の性格や考え方や立場を考慮して、相手の立場になる」ということです。
当たり前ですが、怒っている相手は自分ではないので、見えているものや考えていることが違います。ですので、相手の性格や立場を考慮した上で相手のことを想像し、相手の立場になることが大切です。
怒る側の気持ちがわかれば怒られることを未然に防げる
怒られている内容を理解し原因追求を重ねていくと、怒っている側の考え方がわかるようになってきます。そうなればその人がどういうことを怒る人なのか予測ができ、怒られることを未然に防げるようになります。
あらゆるパターンを経験として蓄積すれば、自分自身が成長し、いろんなタイプの人に対応できるようになるので、怒られることが無くなっていきます。
怒られた後に再度聞く
怒られたことの理解と原因追求で、もう一つ有効で、僕的には最も重要だと思う方法が、もう一度相手に質問をして教えてもらうという方法です。
怒られた後にすぐ質問するのは雰囲気として厳しいですし、さらにヒートアップさせる可能性があるので、やめておいた方が身のためだと思います。
例えば仕事が一段落した後など、一通り相手の怒りが収まったタイミングに、「先ほどはすみませんでした。良ければ怒られた理由についてもう少し詳しく教えていただけませんでしょうか」と聞いてみましょう。相手が一般的な感覚の人なら、ほとんどの場合、怒っていた時よりも落ち着いた状態でそれについて詳しく教えてくれます。怒る側もあなたが嫌いで怒っているわけではなく、むしろ成長して改善してほしいと思って怒っているので、怒った事に対して多少罪悪感を感じていると思います。ですので、そのような声をかけられれば素直に嬉しいと思ったり、安心して再度きちんと教えようと思ってもらえます。そうすることでより理解が深まり、原因追求と改善がやりやすくなります。
すべて自分のために言ってくれてると思う必要はない
上記に関しては「機嫌が悪くて怒っている」「嫌がらせで怒っている」「的はずれなことで怒っている」という場合はもちろん含まれません。ですが、「どうせ機嫌で怒ってるんやろな〜」などと決めつけないように気をつけてください。
実際、怒られる側の立場では思い付かないけど、しっかりとした正当な理由で怒っている場合も普通にあります。
すべての注意に対して、無闇に「自分のために言ってくれている」というふうに受け取る必要はありませんが、しっかりと聞いたうえで判断するということを心がけてください。
まとめ
僕は以前勤めた会社で、たくさんの人を注意し怒ってきましたが、長年かけて得た教訓が「怒ることは大事じゃない」ということです。怒鳴ったりきつく叱っても自分と相手の心が痛むだけで、意味が無いとは言いませんが、何の改善にもなりません。それを知ってから無理に怒るということをやめ、今は「話しかける」という注意の方法を心がけています。(残念ながら、機嫌や状況、相手から見えるイメージなどでうまくいかないことが多いですが…)
今はそれが正しい方法だと思っていますが、もっと人をやる気にさせられる注意の方法があると思いますので、これからもトライアルアンドエラーを繰り返していこうと思います。
以前は鬼軍曹と言われ完全な嫌われ者でしたが、AND SPACEでは何かと頼ってもらえ、そんな日々を楽しんでいます。
次回は「怒られ下手と怒られ上手」について書こうと思います。それでは。
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今井
この記事を書いた人幼少期に鎌鼬に腕を斬られた男(本人談)。学生時代はバスケに没頭。得意な絵と、好きなスポーツで仕事がしたいと考え、専門学校卒業後はバスケグッズメーカーに入社。2年間勤めた後転職し、2社目で谷川と出会う。デザイン部部長まで出世するも、独立のため退職。谷川から外注として仕事を受ける中、声をかけられ入社、現在に至る。全てにおいて信頼が厚く面倒見がよい。ディレクション力の更なる向上を目指し、日々仕事に取り組んでいる。