Date: 2017/09/17

360度カメラで動画を撮ってみました。その1

こんにちは。アンドスペース新人の足立です。

突然ですが、皆さんは360度動画をご存知でしょうか?
360度動画とは、全方位自由に視点を動かして視聴することが可能な動画です。
つまり、まるでその場所に行って自分が体験したかのような感覚が味わえる動画なのです。

私は以前からそういう動画があるということは知っていましたがこの記事を書くにあたって、初めて360度動画を視聴してみました。
その結果、何で今まで見たことがなかったんだろう!とちょっと悔しい気持ちになるほどに素晴らしいものでした。思わず「すごい!」と声が出てしまうくらい、自分の手で視点を動かせることに感動を覚えました。ついつい記事のことを忘れて色々な360度動画を視聴してしまいました。
今回はその中で気づいたことや思ったことなどをお伝えしようと思います。


広告としても有効な360度動画

360度動画は動画広告としても、とても有用だと思います。
実際、大手企業などはどんどん広告として360度動画を取り入れ始めています。

自分が「主人公」になったかのように視点を動かせる360度動画は
「通常の動画」に比べて飽きにくく、また隅々まで見渡したくもなりました。
たくさんの広告動画が溢れ、広告動画をスキップする機能もある現在では、「見てもらう事」ができる360度動画は広告として非常に優秀なものだと思います。

例えば他にも
・自分の手で視線を切り替えれるというインパクトがあり、記憶に残りやすい
・その場にいるような臨場感があるので疑似体験をしている気分になれる
・今まで写真や普通の動画では表現することができなかった部分まで再現することができる
などなど、そんな長所があると思います。
ホラーゲームの広告、不動産会社の物件紹介、旅行会社の観光地体験など、適している場面は多いと思います。

一例(敬称略)

不動産「ハウスマイル徳川店」
不動産会社の物件の内見に360度動画を使っておられます。
写真で見るより奥行きやサイズ感が伝わりやすく、視界が360度あることで自分が気になるところを見ることができると思います。
360度動画と不動産紹介は相性がとてもいい組み合わせだなと思いました。

グリコ ジャイアントコーン CM

「おつかれさまです!ジャイアントコーン」という企業メッセージを伝えるCMです。
視界を動かし自分で見つけてから「お疲れさま」といってもらえると、より実際言ってもらったような気分になれると思います。
体験してもらいたいことを伝えるには360度動画はとても向いているなと思いました。


360度動画の紹介

*360度動画の見方
パソコンからご覧になっている方は、マウスをドラッグすることで視点を自由に変えながら視聴することができます。もしくは動画の左上にある十字キーのようなアイコンを動かしたい方向にクリックすることでも、視点を移動させることができます。

また、スマホでご覧になっている方はスマホを持って見たい方向に向けることで視点が変化します。
おすすめは断然スマホからの視聴です!是非、スマホからもお試しください。パソコンよりも、自分自身がその場で見ているような感覚になることができます。

(※スマホで360度動画を見るためにはYouTubeアプリのダウンロードが必要です)

八景島シーパラダイス 海上80mの絶景ジェットコースターの体験動画
360度の視界で本当にジェットコースターに乗っているかのような緊張感と臨場感が味わえます。
頂上から落ちていくところは思わず口から悲鳴が漏れてしまいそうになり、自分が実際体験したかのような気持ちになりました。


動画の撮影レポート

そんな話題の360度動画を専用のカメラを使って撮影してまいりました!

中之島公園の川沿いを一周して来ました。
そよそよと風は気持ちが良かったのですが、日差しはとても暑く、まだまだ秋の気配は程遠いと感じました

実際に動画を撮ってみて分かったのは、360度動画を撮る事自体は簡単だということです。ただ、良い動画にしようと思うと従来の動画とは違った表現を考え、工夫をしなければならないので、その点は難しい!ということです。
今回動画を制作して、特に難しい!と感じた点がいくつかあるのでご紹介いたします。

その1 見せ方

普通の動画と違って見えてほしくないところまで見えてしまう、また、見てほしいところを見てほしいタイミングで見てもらえないかもしれない、という課題があると思いました。


その2 カメラの位置

これは普通の動画でも共通することかもしれませんが、360度カメラだと更に顕著なのではないかなと思いました。
私は動画というものを撮影するのは今回が初めてでした。初めはどこにカメラを置けばいいのかわからず、机の上などに配置をしてしまっていました。そうすると、なんだか視界が中途半端な高さで余り快適な見渡しとはいえない動画になってしまいました。
そして、色々と試行錯誤して気づいたのは、360度カメラを置く位置はそのまま視聴する方の「目線になる」ということです。
そのため今回のテスト動画では「人の目線」として見られるように、カメラを頭の上に乗せて撮影しました。
撮影スタイルは少しばかり怪しくなるので、通りがかりの人の視線が痛かったですが。。
他にも、立って歩くときの目線、座ったときの目線、寝転んだときの目線、虫の目線…等々。表現したい物によって色々考えるとより良いものになるのではないかと感じました。



その3 撮った動画をその場で確認できない

これは特に困りました。慣れないうちはできるだけ「念のため」の撮影を複数回行ったほうが良いと思います。何度も撮影に失敗し、それが身にしみてわかりました。


反省点はこんなところです!
私が次回担当するブログでは、今回の反省点を踏まえて何か楽しんでもらえる動画を作成してみようと思います。
以上、期間限定物ではマロン味が好きな足立でした。

足立

この記事を書いた人

2017年に成人したてながら、家族を支える鳥取出身の家族大好き娘。なんとなくふんわりと情報系の仕事に興味があった為、デザイン専門学校にてWebデザインを専攻する。講師の谷川から、真面目ぶりが買われてスカウトされ、インターンを経験後、入社を決める。コミュニケーションに対する苦手意識はあるものの、コーディング作業は楽しく、学べる事を嬉しく思っている。実家を離れてからは、趣味のTRPGを思う存分堪能している。現在大阪総合デザイン専門学校の非常勤講師として勤務中。