Date: 2017/12/03

静電気や乾燥肌とはおさらば!加湿器の上手な使い方

こんにちは。アンドスペースの家電大好きKNです。
気温が低くなるこれからの季節、静電気や乾燥肌に悩まされる人は多いのではないでしょうか?
今回は乾燥と加湿器について少しお話したいと思います。

寒い時期に加湿が必要な理由

ただでさえ乾燥する季節なのに、エアコンなどの暖房で部屋の乾燥はさらに加速します。
部屋の空気が乾燥すると、
・静電気が発生しやすくなる
・ウィルスの動きが活発になり風邪をひきやすくなる
・肌の水分が奪われやすくなる(乾燥肌)
・喉の粘膜が乾燥し免疫がさがる(さらに風邪をひきやすくなる)
・体感温度がさがる
といった事があげられます。これらは、加湿することで予防できるのです。
しかし、ただ加湿すればいいというわけでなく加湿しすぎると今度は、窓の結露やさらにはカビを発生させてしまうことになります。

湿度のコントロールの目安としては
ウィルス予防 ・・・50~60%
肌の乾燥予防 ・・・55~65%
カビの発生 ・・・60%以上
とされています。 湿度をコントロールするには、人の工夫だけでは困難なので、加湿器を上手に活用して部屋の湿度を50%~60%になるように心がけましょう。

加湿器の加湿方式の種類

加湿器の加湿方式には大きく3種類あります。

気化式

(電気代:低 加湿:低 蒸気:無し)
ヒートレスファン式・ヒーターレス式とも呼ばれます。 表面積の多いフィルターに水を含ませて風をあてることで、湿った空気を放出し加湿します。
(室内で濡らしたタオルに扇風機をあてるのと同じ)
・メリット
電気代が少ない。熱を使わないので火傷の心配がありません。 水の粒子が細かく広い範囲を加湿できる。
また、自然の気化現象を利用しているので、加湿し過ぎる心配がない。
・デメリット
加湿のスピードが遅い。製品によっては、あてる風を強くして加湿力を高めた物もあるがその場合は動作音が大きくなります。

スチーム式

(電気代:高 加湿:高 蒸気:有り)
水を沸騰させてその蒸気で加湿する方式。煙のように見える水蒸気が出てくる。
水滴は大きめではっきり見える。ヒーターで水を温めて沸騰させる。 (電気ポットや炊飯器から蒸気がでているのと同じ)
・メリット
煮沸消毒された水蒸気を空気中に放出するので衛生的。 構造がシンプルなので比較的値段も安く、加湿もスピーディー。
・デメリット
消費電力が高め。水が沸騰しているので、蒸気や不注意で火傷の可能性がある。

超音波式

(電気代:低 加湿:高 蒸気:有り)
 超音波振動で水の粒子を空気中に飛ばす。小型の製品が多くデザインを重視した製品も多い
(細かい霧吹きで水を撒いているのと同じ)
・メリット
低消費電力で、電源投入直後から水煙がのぼる。スチーム式のように熱くならない。価格が安めで小型化しやすい。 ・デメリット
空中に放出される水の粒子が大きく、空気を加湿せずに落下したり結露したりしやすい。また、清潔にしておかないと、カビ菌や雑菌も空中に放出してしまう。

【ハイブリッド式】

二つ以上の加湿方式を採用した製品

【気化式+ヒーター】
 気化式に、ヒーターで加熱した風をあてる事で加湿のスピードをアップする製品。洗濯物にエアコンやファンヒーターの温風を当てるのと同じ。

【超音波式+ヒーター】
 ヒーターで温めた水を超音波で粒子化して空気中に飛ばすことで、カビや雑菌をすこし抑える効果を期待した製品

 

ハイブリッドの製品は、本体も大きくなりがちで、価格も他の製品に比べて少しあがってしまいます。

 

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どんな加湿器を選べばいいのか?

加湿方式のメリットとデメリットが分かると置き場所に向き不向きがあることがわかります。

リビングやオフィスのように常に人がいる場所には「気化式」がおすすめ

「気化式」は熱い湯気も出ず火傷をすることもないので、小さなお子さんがいるような家庭でも安心です。また、消費電力が少ないので、一日中運転していても電気代も安く、加湿しすぎることもありません。

必要な時だけ使うような場所には「スチーム式」がおすすめ

会議室など必要なときだけ加湿をしたいなら素早く加湿ができる「スチーム式」。 比較的安価で、コンパクトで持ち運びしやすい製品も多い。 ただしつけっぱなしには注意しましょう。

職場の自分の机や、スポットでつかうなら「超音波式」

「超音波式」広範囲を加湿することは苦手なので、移動させて自分のいる場所だけ加湿しよう。 使い終わったら水を入れ替える様にして毎日のお手入れも大切です。

ちょっと欲張りな人は「ハイブリッド式」

すこし予算に余裕がある場合や、素早く加湿もしたいし電気代も気になる場合は 「ハイブリッド式」を選びましょう。

まとめ

加湿器にもいろいろな種類があることはわかっていただけたと思います。
各方式の原理やメリット、デメリットを知ることでより効果的な使い方が発見できます。
例えば、リビングのエアコンの風が直接当たるところに気化式の加湿器を置けば それはもうハイブリッド気化式の加湿器と同じ効果を持つことになります。
みなさんも加湿器の最適な使い方を見つけ、乾燥するこの時期をのりきりましょう。