Date: 2018/07/13

得か損か?左利きのメリット・デメリット

こんにちは、右利きライターのササキです。
突然ですが、アンドスペースの代表、谷川純平氏は左利きです。
私は今年の4月頃からアンドスペースに来ているのですが、完全なる左利きの人に出会ったのは恐らく初めてです。
これまで、「エセ左利き」というのか、右手も左手も使う人は周りにいたのですが、鉛筆持つのも、お箸持つのも、スマホ操作するのも、すべて左手でこなす人はいなかったような気がします。
そこで、この2ヶ月間、左利き人間を観察してみたうえで、ちょっと思うところがあるので、そんなお話をしてみたいと思います。

左利きのデメリット

「人と違う」=「基本的に不便なことが多い」 それがこの世の中です。 左利きの人々が日々どんなことに困っているのか、右利きの私の想像しうる範囲内で考えてみました。

鉛筆で手が真っ黒になる&ノートが汚れる

横書きで文字を書くとき、左から右へと文字が流れます。 そのため、左利きの場合、小指側の手の側面が真っ黒になるはずです。 英語の授業の際などは、相当大変だったと予想されます。

蛍光ペンでアンダーラインを引くのが難しい

こちらも、横書きの文字の際に苦労が想像されるケースです。 右利きの場合、左手で紙を押さえながら、左から右に向かってラインを引きます。 しかし、左利きの場合、紙を押さえてる方に向かってペンを動かすので、紙がぐちゃってヨレてしまうはずです。

右開きの本が読みにくい

小説や漫画など、右開きの書籍を読む場合、恐らく手がもつれてしまいます

チェックマークが逆でバカにされる

「チェックマーク」といえば、世の中のイメージでは「✔」ですが、この線の流れは右手で書くからこそ。 左利きの場合、これが逆になってしまいます。 チェックマークがどっち向きかなんて法律で決まっているわけでもないのに、画一的な教育をする義務教育学校では、悲しいかな、同級生からバカにされてしまうのです。

腕時計を装着したまま時間調節できない

左利き用デザインのものを除き、腕時計は基本的には右利き用の設計になっています。 そのため、左腕に着けた場合はもちろんのこと、右腕に着けたとしてもリューズの調節がかなり困難です。 ちなみに、左利きの谷川氏は、「腕時計で時間は見ない。ファッションで着けているだけ」と言っています。 やはりそういうことなのでしょう。

ドアノブを回すときに腕がつる

ドアノブも基本的には右回しの設計です。 そのため、左手で回そうと思うと、腕がねじれて力が入らず、開きにくいはずです。 アンドスペースの事務所内は、左利きでも不便のないよう、引き戸あるいはレバーハンドルにしています。

自動改札を通りにくい

日本だけでなく、世界的にも、自動改札の切符挿入口あるいはICセンサーは、右側にあります。
これは左利きの人にとっては、改札を通過する際に、かなりもたつくことになってしまいます。
特に朝の通勤ラッシュ時は、ちょっとICOCAのタッチミスをしただけで舌打ちされるレベルなので大変です。 ちなみに左利きの谷川氏は、自転車で通勤しています。 やはり、そういうことなのでしょう。

トイレットペーパーを引っ張りにくい

トイレットペーパーホルダーの取付け位置に左右の決まりはありません。 ただ、右利きの人々にとっては、右手でペーパーを引っ張るほうがやりやすいので、設計上の不都合がない限りは、左側に取り付けられていることが多いのです。 となると、右利きの人が一度にビーーッと引っ張れり出せるのに対し、左利きの人は小刻みにペーパーを引っ張り出さなければなりません

結婚指輪が傷だらけになる

左手が利き手となると、当然、結婚指輪が傷つく機会も多くなりがちです。 結婚指輪となると、安くはない買い物なので、ボロボロになってほしくないですよね。 ちなみに、左利きの谷川氏は既婚ですが、結婚指輪をしていません。 やはり、そういうことなのでしょう。

左利きのメリット

頭が良さそうに見える

「左脳派は頭がキレる」や「左ハンドルはカッコいい」といった世の中のイメージからもわかるよう、一般的に「左=優れている」というイメージがあります。 一見すると孤独で不便の多い少数派の人種ですが、そんな環境を生き抜いてきた孤高の人たちに対するイメージは、やはり「天才」なのです。

スポーツ試合の時に得をする

右利きの選手も左利きの選手も、スポーツの際には、基本的に右利きの人たちと対戦しています。 なので、右利きの選手が、稀に左利きの選手を相手にした場合、普段と逆方向から飛んでくる球の方向に戸惑ってしまうことになり、左利きの選手はかなり有利になります。 特に、野球の場合、左バッターのほうが、バッターボックスの位置が一塁ベースに近いので、物理的にも有利になります。

一瞬、話のネタになる

右利きの人に向かって「右利きなんですね〜」と言うことは、まずないと思います。 しかし、左利きの人は、相手が右利きか左利きか問わず、「左利きなんですね〜」と言われたことがあるはずです。 初対面で会話に困っているとき、左利きネタでひとときの間を持たすことができます。 その後の会話が広がるかどうかは個人の対応次第ですが、右利きにはない素敵な特権です。

右利きの恋人と手を繋いだまま食事ができる

私は恋人と一緒の空間にいる間、外でも室内でもずっと手を繋いでいます。 しかし、唯一それが叶わないのが食事中です。 お互い右手でお箸を持つので、食事のときは恋人の手から離れてお箸を持ちます。 でも、もし、私の恋人が左利きだったとしたら、食事中も手を繋いでいられるのです。 手を繋ぎながらの食事、これは仲良しカップルには憧れなのではないでしょうか。素敵ですよね。

比較検討してみた結果

こうして並べて見てみると、デメリットに比べて、圧倒的にメリットが少ないように思えます。 また、メリットを謳えるシーンが、なんとなく限定的な気もします・・・ ただ、たった4つのメリットは多くのデメリットを凌駕するぐらい素敵です。 何事も良い面もあれば、悪い面もあるということですね。 そして今回新たにわかったことは、恋人にするなら、エセ左利き(ペンは右手、お箸は左手派)の人が一番素敵だということ。 日常生活では特別不便を感じることがないうえ、食事は右利きの恋人と手を繋ぎながら楽しめる。 ちょっと注意して探してみたいと思います。

以上、「左利きのメリット・デメリット(当社調べ)」でした!

佐々木

この記事を書いた人

きっちり系おしとやか美人ライターと見せかけて、実際はツッコミ気質の関西人。印刷会社の営業と取材ライターを経験後、独立。外注先を通じてAND SPACEを紹介され、現在はディレクションとコピーライティングをおこなっている。熱しやすく冷めやすいミーハータイプ。そのため、特定の分野だけ妙に詳しく、ライティングに活かしたり、活かさなかったり…。飲み歩きの毎日から身につけた社交性を武器に、人に焦点を当てた取材とコピーを得意としている。