そもそもバレンタインとは?
広告でみるバレンタイン
バレンタインチョコといえば、GODIVA。
高級チョコレートの先駆け、GODIVA。バレンタインなどのイベントごとで大活躍のブランドです。そんなGODIVAは去年2018年にこんな広告を出しました。
「日本は、義理チョコをやめよう。」
こちらは日本経済新聞の一面で発表された広告で、このコピーについて賛否を呼びました。このコピーは他のメディアでは使用せず、新聞の読者に合わせて使用されたよう。経済新聞というところも重要ですよね。経済新聞を読んでいる女性層が、「上司部下への義理チョコに悩んでいる」からこそのこのコピーなのでしょうか。ふむむ。
チョコレイトっはめっいっじ♪の「明治」
明治さんは何年前からでしょうか、毎年嵐の松本潤さんをイメージキャラクターに広告を展開させています。
今年はセブンイレブンで明治の商品を300円以上購入で松本潤さんのクリアファイルプレゼントや、「おくって、甘えてMy Sweet Presents」という企画で「おくるだけじゃなくて甘えちゃおう」というコピーのもと、プレゼントキャンペーンなども行われています。コンビニなどで手軽に購入できるお菓子メーカーはこの時期バチバチですので、選んでもらうためにはこういったタレントを使った手法もありですね2月7日からスタートのバレンタインカウントダウンも気になるところですね。
お口の恋人、「LOTTE」
LOTTEは「愛のカタチは、義理と本命だけじゃない。」をキャッチコピーにし、広告を展開させています。小松菜奈ちゃんや羽生結弦さんなど計7名の様々な立場からの愛の形を紹介しています。
そもそも人の愛は「義理か、本命か」なんて2つに分けられるものじゃない。という文章から、バレンタインは女性から男性へ思いを伝える日という認識から変わっていくのかなぁ‥と感じました。たくさんの人が、感謝や愛を伝えられたり、自分へご褒美をあげることができるようなキッカケとしてはすごくいいイベントだと思います、バレンタイン。
各社バレンタイン特設ページの中でも一番内容が凝られていましたし、インスタグラムやツイッターでもよく広告を見かけたので、今年は気合を入れているように感じました。
(個人的には、渡部さんの「あのとき クールにもらった義理チョコ、内心、小躍りしてました。」というコピーがたまらん好きです。)
波紋を呼んだ、「Loft」
LOTTEが愛にはいろんなカタチがあるいう広告を出している一方、Loftが出した広告が波紋を呼びました。それがこちら。
「女の子って楽しい!」をキャッチコピーに展開されたこの広告。表は楽しそうに見えますがなんと裏側は‥
垣間見える女子同士の啀み合い‥。同時に展開された動画では、女子同士が表では仲良くしているけれど本当はそうでない、といった内容で「女子だけって落ち着く〜」とコピーがつけられました。この広告に、SNSでは「こういうのは時代遅れでリアルじゃない」「ターゲットがわからない」「意図が読み取れない」という声が多く上がりました。
こういった、「購買ターゲットである層を悪く表現する」という広告は、少し前に炎上したキリンの午後の紅茶で行われた「みなさんの周りにいそうな #午後ティー女子」という企画にも似ていますね。なぜ悪い参考として見なかったのか‥と個人的には思います。ご存知ない方は「みなさんの周りにいそうな #午後ティー女子」と検索してみてください。
Loft側は炎上したことに対して、広告を取り下げ「この度のバレンタインプロモーションビジュアルの掲示については、ご不快な思いを持たれたお客様も少なくなく、配慮を欠いた結果になった事につき深く反省し、当該ビジュアルの掲出を停止いたします」と発表しました。
数年前、「告白しなかった恋は、どこへいくんだろう。」という素敵なコピーを同時期にだしていたLoftなので、少し残念です。
毎年渡している人も、渡してないな〜という人も、今年は愛や感謝を伝えてみてはいかがでしょうか?チョコレートじゃなくてもいいのです、お花やメッセージカード、お酒や映画のチケットとかでもいいのです。その選んでいる時間、渡したときの二人の時間、それぞれの時間がとっても大切なのです。無理にする必要はありませんが、「あ、最近ありがとうとか言ってないな〜」と思った方、「いつも恥ずかしくて言っていないなぁ」と思う方、今年はぜひ思いを伝えてみてください♡
もちろん自分にもご褒美あげてくださいね!私はちょっといいスイーツ食べようと思います。ではまた。
山田 早佑梨
この記事を書いた人パッと見は、「不思議の国」から飛び出してきたおバカキャラや、おませなギャルに見られがち。だけど本当は、誰かを支えることや誰かの役に立つことが上手な、目配り・気配り・心配りの国のアリス。その献身的な姿勢は、高校野球のマネージャー、メイドカフェ店員、下着メーカーの社長秘書、BAR AND SPACEのバーテンダーを経験してきたからこそ培われたもの。バーテンとして入社してから約3年。制作現場へコンバートした存在は、変わらずみんなのマスコットであり、結局カワイイもの全般に目がない、軟体あおによし。