Date: 2017/12/23

【Google広告⑥】広告キーワードの分析方法

前回の「キーワード その1(基本)」の説明に続き、 今回は、「キーワード その2(分析)」のオハナシです。 前回の記事での説明では、キーワードとターゲットニーズの関係性を説明しました。 今回はもう少し深掘りした、広告運用初動の精度を上げるため説明になります。 リスティング広告は、広告費されあれば検索結果の1位が簡単に取れる単純な仕組みです。 単純な仕組みなのに難しいのは、「広告費を抑えて結果を出すこと」が目的になるから難しくなることを再認識しましょう。

広告展開の環境分析

リスティング広告運用での成功は、下記3点を徹底的に分析することが重要です。

市場(ターゲット)

ターゲットはどんなキーワードで検索をしているのかを分析。 ※前記事 「キーワード その1(基本)」で説明

自社の強み

自社のサービス、強みに関係するキーワードを分析。

競合他社

他社のサービス、強みと関係するキーワードを分析。 大変面倒なことだと思いますが、 失敗しないためにも細かく分析をおこなってください。 初動で失敗している原因の90%以上が3点の分析不足です。 そして特に多いのが、市場・自社の強みを意識しても競合の分析が抜けていることです。

なぜ、ここまで分析することが必要か・・・

リスティング広告は、 ターゲットが検索する決められた範囲(市場)で、自社のサービスをアピールした広告(自社の強み)を展開しますが広告展開はあくまでも他社との競争だからです。 競合他社のサービスが自社よりも良かったり、競合他社の広告が多いと、コストばかりかかって効率が悪くなる可能性があります。 これを回避するためにも、 「ターゲットニーズ」があり、「自社の商品・サービスの強み」があり、「他社と比べても勝てる」見込みの高いキーワードを探します。 更にこのキーワードが多ければ多いほど、リスティング広告成功への道に近づきます。

自社・競合他社を調べるツール紹介

ツールを利用する際の注意点として、 分析情報は必ず正しいという訳でなく、ここから想像を膨らますためのツールとして認識してください。

SEOチェキ

SEOチェキ http://seocheki.net/ 競合サイトのURLを入力するだけで、以下の情報を取得することができます。 ・title/meta description/meta keywords/h1タグ ・内部リンク数/外部リンク数 ・最終更新日時/ファイルサイズ/読込時間 ・Googleページランク/Alexaランキング ・Google/Yahoo!の被リンク数/インデックス数 ・利用ホスト/ドメインの登録年月日 ・ソーシャルサービス系のシェア数(Twitter/Facebook/Google+/はてブ) ・キーワード検索順位チェック ・キーワード出現頻度チェック

Google AdWords キーワードプランナー

キーワードプランナー http://adwords.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/ 競合調査ツールではないのですが、競合サイトで検索されているキーワードの抽出ができます。 使い方は、「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」 > 「ランディングページ」という項目に競合サイトのURLを入力するだけです。 「ランディングページ」と「キーワード」と「広告費」は、リスティング運用において重要な連動性をもっているため、出現数の多いキーワード は広告展開されていると考えて間違いないです。

まとめ

キーワード選定における重要な事項 ・目的・目標の設定 ・ターゲットニーズ(市場)の分析 ・自社の商品・サービスの強みの分析 ・他社の商品サービスの強みの分析 ここを抑えておけば、 リスティング広告のキーワード選定においては大きく失敗することは無くなります。 Google広告での「キーワード その2(分析)」のオハナシは以上になります。 次回は、 「キーワード その3(補足)」について、オハナシします。

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堀岡

この記事を書いた人

父親が転勤族だったため、幼い頃から各地を転々とし、学生時代にアジア各地を放浪するなど、営業マンとして不可欠な行動力と即断力を自然と身につけてきた。AND SPACE入社にあたり、「転職するなら法人じゃなきゃヤダ!」とぶちかましてから5年。社内総選挙の結果、谷川の跡を継ぐ2代目社長に就任。広告業界で数々の成果をあげてきた思考の中心は、なんだかんだ営業マン。クライアントや代理店とのビジネストークは経験値が滲みでる。Web広告の知見と実績は社内随一。あと、もの忘れの酷さも社内随一。ファイ!