前回の「【Google広告⑩】テキスト広告文の作成方法とコツ」の説明に続き、 今回は、作成した広告文を更に充実させる「広告表示オプション」のオハナシです。
広告表示オプションは、検索連動型広告に追加情報を付与することができ、広告自体の訴求内容を高める補助的な仕様になります。
しかも広告オプションが全て表示されれば、他社の広告と比べて画面の専有面積が拡大する恩恵を得ることができます。
上記のように、広告オプションの仕様を理解することで、より広告の反応率を高めることができます。
広告表示オプションの基本仕様
便利で使いたい広告表示オプションですが、実は常に表示されるわけではありません。
表示に関しては、運 or Google広告の中の人の気分次第になります。
気分次第と言われても困りますが、
Google広告側で表示される条件として下記が提示されております。
・広告表示オプションを表示することで、掲載結果の向上が見込まれる場合
・広告の掲載位置と広告ランクが十分に上位である場合
・広告表示オプションを表示するには、一定以上の広告ランクが必要
・広告ランクの計算には広告表示オプションが考慮されます
要するに、
広告自体が上位表示(1 or 2位 たまに3位も)
ユーザーにとって真摯な姿勢の広告文
広告ランク(体感でランク6以上)が高い
「条件をクリアした広告は、ユーザーにとって良い広告に決まっているから、広告表示オプションを表示(比較的)します!」
ってことです。
広告表示オプションの種類
サイトリンク表示オプション
サイトリンク表示オプションは、広告に設定しているリンク先URLとは別のURLにページ遷移させるオプションです。
表示場所は、広告文の下に表示されます。
最大4つまで表示され、それ以上登録されている場合の表示はランダムで選ばれます。
コールアウト表示オプション
コールアウト表示オプションは、広告文の下にサービスの特徴・情報などの簡単なテキストを表示する機能です。
サイトリンク表示オプションとの違いは、リンク設定ができずテキスト表示のみです。
自社の商品やサービスをわかりやすく、コンパクトに伝えることが出来ます。
構造化スニペット表示オプション
構造化スニペット表示オプションは、広告文の下に簡単なテキストで情報を載せる機能です。
コールアウト表示オプションと非常に類似しておりますが、決定的に違うのが用意されたテーマに沿ったテキストを設定することです。
コールアウト表示はサービスのアピール、対して構造化スニペットは情報の羅列というイメージです。
電話番号表示オプション
電話番号表示オプションは、電話番号が表示されるPPC広告です。
スマートフォンは通話ボタン、パソコンでは電話番号が表示されます。
基本的には、スマートフォンでの広告配信に利用しましょう。
住所表示オプション
所表示オプションは、電話番号表示オプションと同じ住所表示されるが表示されるPPC広告です。
利用するには、Googleマイビジネスの登録する必要です。
こちらは、クリックを狙うよりも専有面積の向上と来店促進を目的として利用します。
アプリリンク表示オプション
アプリリンク表示オプションは、アプリのダウンロードを促す機能です。
ダウンロードを目的としたユーザーがターゲットで、「アプリも利用出来る」という宣伝も可能です。
レビュー表示オプション
レビュー表示オプションは、サイドパーティーサイト(開発・販売元とは関連のないサイト)にある評価を広告として表示させます。
レビューを表示することで、専有面積の向上と顕在層のユーザーへ購入や利用を促すことが可能です。
まとめ
数ある表示オプションを選択するのは大変ですが、じっくり考えると選択すべき表示オプションが見えてきます。
ただし広告表示オプションを熟考して選ぶよりも、広告の専有面積と訴求力を考慮すると、出来るだけ表示オプションを登録することをお勧めします。
このような小さな努力が、最終的に反応率を高める結果につながります。
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堀岡
この記事を書いた人父親が転勤族だったため、幼い頃から各地を転々とし、学生時代にアジア各地を放浪するなど、営業マンとして不可欠な行動力と即断力を自然と身につけてきた。AND SPACE入社にあたり、「転職するなら法人じゃなきゃヤダ!」とぶちかましてから5年。社内総選挙の結果、谷川の跡を継ぐ2代目社長に就任。広告業界で数々の成果をあげてきた思考の中心は、なんだかんだ営業マン。クライアントや代理店とのビジネストークは経験値が滲みでる。Web広告の知見と実績は社内随一。あと、もの忘れの酷さも社内随一。ファイ!