Googleが管理画面のリニューアルをする目的
新しいAdWordsの管理画面は、2016年に発表されており、今後の15年先を見据えて開発が進められています。 なかでも次の3つのポイントを柱としてGoogle広告 管理画面のリニューアル開発が行われているようです。 個別のビジネス目標に沿ったキャンペーンを作成して、成果を向上できます。 頻繁に使用する機能にすばやくアクセスして時間を節約し、作業を効率化できます。 新しいグラフと高度なレポート機能を使って実用的なインサイトを取得できます。 ※ Google広告ヘルプ Google広告リニューアル版について参照広告管理は「データ分析を元に最適な広告改善を行うこと」が前提
Google広告の考え方として、広告管理は「データ分析を元に最適な広告改善を行うこと」が前提にある。 でも広告管理するのに旧管理画面では、分析場所が広範囲でデータ量も多く専門的な知識も必要で操作性も複雑なので広告管理に膨大な時間が必要とします。 これでは、複数のクライアントを持つ広告担当者、Google広告の経験値が少ない広告主には負担が大きすぎます。 だから新しい管理画面では、 広告管理者の時間と作業の負担を減らす以下の改善を行うので、 広告管理に必要な分析データを整理 データ表示を視覚的に変更 操作が簡単なインターフェイスに変更 「広告管理に最高のパフォーマンスを出してください」 というのがリニューアルの目的です。Google広告 新管理画面
「概要」ページ
旧管理画面になかったカード形式で情報が表示されるようになりました。 現時点ではカードの内容は指定できず、Google広告側からの指定のみです。 見やすくなった項目として、 「最も変化の大きい要素」項目では過去との比較が表示され、変化に気づきやすくなってます。 これまで「分割」を使って表示していた「デバイス」「曜日と時間」といった内容が表示されるようになり、操作に不慣れな方にも見やすくなってます。「最適化」ページ
「最適化」は旧管理画面から既にある機能ですが、表示がカード形式とアイコンで情報と項目が整理されていて、これまでの管理画面よりも見やすくなっています。 また以前の「最適化」に比べて、費用に関する情報が詳細に表示されるようになったので、施策の際の予算シミュレーションとして使えそうです。新管理画面の独自の機能
新管理画面では追加機能がいくつかあります。 「電話番号表示オプションへの入札単価調整」機能 「電話番号表示」自体の入札価格の調整が可能となり、より多くの通話を促すことができます。 すべてのオーディエンスを一括管理 新しいオーディエンスマネージャーでは、サイトの訪問者のリマーケティングリストやYouTubeのユーザーリストが一括管理できます。まとめ
ベータ版の状態なので、旧管理画面で使用できる機能が使えないこともあります。 個人的にはメインの作業は旧管理画面で、新管理画面は慣らし運転程度での操作で良いと思います。 今回の変更で感じたことは、リスティング広告の知識が浅い初心者でも管理しやすいインターフェイスかと思います。 「誰もが広告管理が出来る」、Googleが目指す方向性を少し感じられる管理画面のリニューアルでした。過去記事はコチラ
【Google広告①】アカウント登録・ログインの方法
【Google広告②】キャンペーンと広告グループの概要
【Google広告③】広告の種類とキャンペーンの設定方法
【Google広告④】広告グループの分け方とキーワード数
【Google広告⑤】広告キーワードの選び方・組合せ方
【Google広告⑥】広告キーワードの分析方法
【Google広告⑦】除外キーワードの設定方法
【Google広告⑧】代表的な広告の種類とその構成
【Google広告⑨】テキスト広告文の作成とコツ
【Google広告⑩】テキスト広告文の作成とコツ
【Google広告 番外①】管理画面リニューアルの説明<
【Google広告 番外②】少額予算でGoogle広告を運用する場合の注意点
堀岡
この記事を書いた人父親が転勤族だったため、幼い頃から各地を転々とし、学生時代にアジア各地を放浪するなど、営業マンとして不可欠な行動力と即断力を自然と身につけてきた。AND SPACE入社にあたり、「転職するなら法人じゃなきゃヤダ!」とぶちかましてから5年。社内総選挙の結果、谷川の跡を継ぐ2代目社長に就任。広告業界で数々の成果をあげてきた思考の中心は、なんだかんだ営業マン。クライアントや代理店とのビジネストークは経験値が滲みでる。Web広告の知見と実績は社内随一。あと、もの忘れの酷さも社内随一。ファイ!