今回は、Google広告の機能の中で地味に使える便利な機能をご紹介します。
Google広告を運営していると、キャンペーン設定の変更や、世の中の大きなイベントによる広告の成果への影響は避けて通れません。
広告を運用される多くの方は、そのような運用記録を、自分用のメモやクライアントへの報告のために、エクセルやスプレッドシートなどを使って残しているのではないでしょうか?
しかし、広告掲載結果を確認・分析するとき、変更履歴の参照や設定変更メモの確認で、エクセルに、スプレッドシートに、広告設定画面に…と、複数ファイルをまたいで確認するのはとても手間ですよね。
この問題を瞬時に解決できるのが、管理画面にメモを残せる「メモ機能」です。
このメモ機能を駆使することで、分析やパフォーマンスの確認を素早く行うことができます。
この機能は、昨年の2018年6月5日に発表された機能です。
Google広告サポート メモ機能の作成・編集
https://support.google.com/google-ads/answer/7560833?hl=ja
メモ機能の使い方
メモは、管理画面の、アカウント、キャンペーン、広告グループの3階層それぞれで作成が可能です。
グラフにメモを追加
グラフエリアでグラフにカーソルを合わせると、広告パフォーマンスの数字と「メモを追加」が現れクリックするとメモの作成ができます。
作成したメモは、グラフエリアの下部にある四角いアイコンで表示され、四角いアイコンをクリックするとメモの内容が確認できます。
デフォルトでは選択したグラフ上の日付が選択されますが、四角いアイコンをクリック、ペンマークをクリックすることで任意の日付・内容に変更が可能です。
メモパネルから追加
メモ機能には、全てのメモがリストで表示できる「メモパネル機能」があります。
呼び出し方は、メモアイコンから[すべてのメモを表示]をクリック、またはレポートの表上ツールバーのアイコンからも呼び出すことが可能です。
メモパネルでは、アカウント単位のほかキャンペーンや広告グループなど、選択している階層以外のメモの表示、追加・編集・削除が可能です。
レポート表から追加
キャンペーンや広告グループのレポート表から追加も可能で、選択すると表示される青い帯から[メモを追加]で追加することが可能です。
メモはアカウント単位で共有されます。
作成したメモはログインアカウントごとではなく、該当のアカウントへアクセス権をもつすべてのユーザーで共有できます。
アカウントを複数人で共用している場合、使用時は、個人だけのものではないことは踏まえておきましょう。
まとめ
外部要因によって、広告パフォーマンスの変化の要因を読み解くには事象の記録からデータとの関連性を確認しておくのは重要です。
記録を残すの習慣は、分析における基本であり最も重要なことです。
しかし、その記録をエクセルやスプレッドシートなど、管理画面意外の場所に記録すると、後日確認する際にとても非効率です。
「メモ機能」を上手く使って、その非効率を解消してみませんか?
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堀岡
この記事を書いた人父親が転勤族だったため、幼い頃から各地を転々とし、学生時代にアジア各地を放浪するなど、営業マンとして不可欠な行動力と即断力を自然と身につけてきた。AND SPACE入社にあたり、「転職するなら法人じゃなきゃヤダ!」とぶちかましてから5年。社内総選挙の結果、谷川の跡を継ぐ2代目社長に就任。広告業界で数々の成果をあげてきた思考の中心は、なんだかんだ営業マン。クライアントや代理店とのビジネストークは経験値が滲みでる。Web広告の知見と実績は社内随一。あと、もの忘れの酷さも社内随一。ファイ!