こんにちは、ANDSPACEのKNです。この回ではGoogle Merchant Center(グーグルマーチャントセンター)と前回お話した「商品ページのマークアップ」との関係について説明したいと思います。
Google Merchant Centerって?
Google Merchant Center(グーグルマーチャントセンター)とは商品情報やショッピングサイトのデータを細かくGoogleに登録することで、「Googleショピング」や「Google動的リマーケティング」といったサービスを利用して、ユーザーの行動にそったWEB広告が配信できるようになるツールです。
Google Merchant Centerに商品情報を登録しよう。
Google Merchant Centerに商品を登録する場合、まずはフィードを作成します。このフィードに商品情報を入力する方法はいくつかありますが、
今回は、下のようにフィードの入力方法にGoogleスプレッドシートを選択します。
次の画面で「新しいGoogleスプレッドシートをテンプレートから作成」をチェックして保存ボタンを押すと。
自動的に下の様なスプレッドシートを作成してくれます。この例を参考に商品情報を入力します。
最低限必要な要素
緑で囲われた部分は、商品データを登録する際に、必須項目となり、ここが入力されていないとエラーになって登録することができません
- id
- 各商品を識別する為のID、一つのアカウント内で重複してはいけない。
- 商品名
- 各商品を識別する為の名称、こちらも一つのアカウント内で重複してはいけない。
- 商品説明
- 商品の説明。送料無料など商品の事以外の宣伝文は含めてはいけない。
- 状態
- 商品の状態を記載する
- 許容値:新品・new・再生品・refurbished・中古品・used
- 価格
- 商品の基本価格と、対応する通貨コード。
- 例:1980 JPY
- 在庫状況
- 商品アイテムの在庫状況。
- 許容値:予約・preorder・在庫あり・in stock・在庫なし・out of stock
- 商品リンク
- Google ショッピングからのリダイレクト先となる商品のランディングページのURL。
- Google がクロールできる必要があります。
- 商品画像リンク
- 商品のメイン画像の URL。
- Google がクロールできる必要があります。
カテゴリによっては必要な項目
青で囲われた部分は、商品の種類によって入力しなくてもいい項目はありますが、出来る限り入力しておいたほうが良いものになります。
- gtin
- 商品の国際取引商品番号(GTIN)。
- 許容される形式: UPC(北米)、EAN(ヨーロッパ)、JAN(日本)、ISBN(書籍)
- 製品番号
- 製造元が定めた、製造番号。
- ブランド
- 商品のブランド名。
- google 商品カテゴリ
- ここから自分の商品のカテゴリを見つけて記載するGoogleカテゴリ(xls)
- 取り扱う商品が土鍋の場合 例1:4721 例2:ホーム・ガーデン > キッチン・ダイニング > 調理器具 > 鍋・フライパン > 鍋・フライパンセット 書き方は、例1でも例2でもどちらでもOK
- サイズ
- 商品のサイズ。
- 例:S・M・L
- 色
- 商品の色。
- 例:赤・青・黄
これだけを入力して、フィードを今すぐ取得を実行すると、Google Merchant Centerへの商品の登録は完了です。 しばらく時間をおいてリロードするとデータに誤りや漏れが無ければ完了となり、次回Googleのクローラーが来るとサイトの情報との整合性を検証してくれます。 この時、整合性の検証に利用されるのが商品ページのマークアップなのです。
GoogleAdWordsとリンクさせよう。
Google AdWordsのアカウントとGoogle Merchant Centerアカウントをリンクさせると、下の青い枠の部分の様にGoogleショッピングを通じて商品をユーザーに直接アピールできるようになります。
Google Merchant Centerにはこの他にも、「Google動的リマーケティング」「ローカル在庫広告」といったtoolがあります。
さらに、 2016年11月からは「Google商品評価プログラム」が、ついに日本でも実装されました。
この機能を使うとGoogleショッピングにレビューを表示させる事ができるのですが、こちらのサービスについても、今後検証していきたいと思います。
堀岡
この記事を書いた人父親が転勤族だったため、幼い頃から各地を転々とし、学生時代にアジア各地を放浪するなど、営業マンとして不可欠な行動力と即断力を自然と身につけてきた。AND SPACE入社にあたり、「転職するなら法人じゃなきゃヤダ!」とぶちかましてから5年。社内総選挙の結果、谷川の跡を継ぐ2代目社長に就任。広告業界で数々の成果をあげてきた思考の中心は、なんだかんだ営業マン。クライアントや代理店とのビジネストークは経験値が滲みでる。Web広告の知見と実績は社内随一。あと、もの忘れの酷さも社内随一。ファイ!