Googleデータポータルとは

Date: 2022/02/19

メリットしかない!Googleデータポータルにはまってる話

皆様こんにちは。
ここの所加齢による肌ストレスが顕著に現れ過ぎて、必死で肌ケアをはじめました齢39歳になるジェシーです。38年間洗顔後に化粧水さえ付けない生活を送っていましたが、やり始めるとのめり込む性格からか、今では毎週ドン・キホーテに足繁く通い、TikTokでの寝る前の情報収集が日課となりました。

人って何歳になっても変わることができるんだなぁと実感しております。(なんか違う

今日は去年から活用し始めたGoogleデータポータルって超すげぇ!なお話が出来ればと思います。

Googleデータポータルとは

無料で活用できるGoogleデータポータル

Googleデータポータルとは

Googleデータポータルとは、Googleが提供している無料のBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールです。色々なデータを元にリアルタイムで反映されるレポートが作成でき、様々なビジネスシーンで活用することが可能です。

マーケティングや事業戦略、営業などのフロントオフィス業務だけでなく、人事・採用や経理・財務などのバックオフィス業務でも活用することで生産性向上に役立つ非常に優れもののツールです。

Googleデータポータルでできること

簡潔にまとめると、主に下記のようなことが可能です。URLで共有することができ、シンプルではありますが権限の制限も行うことが可能です。

  1. データの加工
  2. データの連結
  3. データの可視化
  4. データのリアルタイム共有

例えば、マーケティングではWEB分析でGoogleアナリティクスを使用したり、広告など多くの指標でレポートを作成しますが、それぞれのデータを複合的に分析するにはスキルと時間が必要となります。Googleデータポータルを活用すればこのような複合的なレポートをほぼ自動的にリアルタイムで活用することが可能となるわけです。

BIツールってそもそも何?

BIツールとは

そもそもでBIツールってなんやねん。という皆様。
BIツールとは簡単に言うとデータを活用して、企業活動に役立てるソフトウェアのことです。
企業には日々様々なデータが集まってきます。ただ、この膨大なデータを活用していくにはかなりの労力が必要となります。生産性向上のために業務負荷が増える。というジレンマが生じるわけですね。

このジレンマを解決するためにBIツールを活用して企業の意思決定を早期に行うことが、目まぐるしく変わっていく企業運営には求められています。

BIツールの必要性

BIツールの重要性

企業活動において、ビジネスフロー毎に分断された部署のデータを連携するというのは非常に重要です。よくある話ですが、マーケティング部署と営業に軋轢が生じるとか、営業と経理でよくもめるとか。
これって凄く問題はシンプルで、それぞれの部署のデータがビジネスフローにおいて連携して可視化されていないため、一つの事業として、ではなく部署としての言い分でしか話ができないからだと思うんですよね。
経営層や、評価も部署単位の成果を見るところが多いので、更に自分たちの部署だけの指標を見がちになる負のループというか。

ビジネスフローでデータを連携して可視化出来れば、例えば
マーケ:「○○サイトからの流入顧客は商談化率が高いから強化しよう」
営業:「いやいや、データを見るとそこの流入顧客からの成約率は低いから、セミナーを強化したい」
経理・財務:「ちょっと待ってください。収益性を考えると、数は少ないですが××からのルートを強化した方がいいです。」
経営陣:「ふむ。複合データを見ると、成約率の高いセミナー顧客の単価向上と、××ルートのマーケティング強化を行おう。」
というような各部署連携してのバリューチェーンを発揮していくことが出来るのではないでしょうか?

Googleデータポータルでレポート作成を自動化する際のメリット

Googleデータポータル活用によるメリットは沢山ありますが、大きくは3つに集約されると思います。

業務効率化・冗長化

まず圧倒的に業務負荷を下げられるというメリットがあげられます。毎週、毎月、経営陣や部署内の報告の為に膨大なレポート作成に追われている方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
Googleデータポータルでは、一度レポートの型を作っておけば、後はほぼ自動的にレポートの作成が可能となります。レポート作成というのは仕事ではなく作業です。重要なのはそのレポートから次のアクションを導き出すこと。作業に時間を割かれ、仕事の時間に影響があるのでは本末転倒です。

また、新人さんや業務引継ぎ等でレポート作成のレクチャーが大変だった経験はないでしょうか?Googleデータポータルなら、レクチャーもチェックの負荷もほぼありません。既に型が出来ていて自動的に作成されるので、コピペなどの人的ミスが起きる要因が激減するからです。

分析力の向上

データを加工して、必要なデータを抽出し、見やすくレポート化するというのはスキルが必要な業務です。一朝一夕には身に付きません。Googleデータポータルで予めスキルのある方がレポートを作っておくことで、誰でも同じ粒度での高度な分析レポートの作成が可能なります。

また、データを連携してのレポート作成も可能なため、より深堀したレポートの作成が可能となります。

情報のリアルタイム性

Googleデータポータル活用での一番のメリットがこの情報のリアルタイム性に他なりません。情報が欲しい人間は「今」必要なことが多いのですが、その情報が上がってくるまでにタイムラグがあればあるほど、対応は後手に回ってしまいます。

部長:「このデータ、現時点ではどうなっている?」
社員:「すみません。すぐにお出しできないので用意します。」
ーーー3日後ーーー
社員:「できました!」
部長:「もう遅いわ!データも古いわ!」
というコントのような不毛なやり取り、日常的に起きてますよね。

Googleデータポータルはリアルタイム性を有しているので、例えば会議中にデータの計測範囲を変更して最新の情報をすぐに確認することが可能になります。結果として経営判断のスピードが非常に早くなります。

Googleデータポータルでレポート作成を自動化する際のデメリット

Googleデータポータル推しのジェシーなのでメリットばかりお話してきましたが、もちろんデメリットもあります。

設計力が必要

必要なレポートを作成するには当たり前ですがどんなデータを抽出してどう見せるか、どことどこのデータをどう繋ぐか、というような設計力が必要となります。
Googleデータポータルにはサンプルのレポートフォーマットもあるので、最初のうちはフォーマットを活用するのも一つの手かなと思います。

設定力が必要

基本的な設定はそこまで難しくはありませんが、複雑なデータ加工を行う場合には関数やプログラミングの知識も必要になってきます。
また、Googleが提供しているツール以外のデータをリアルタイムで連結する場合はAPI作成の知識も必要になってきます。

Googleデータポータルの活用事例

いまいち活用イメージが付きづらい部分もあると思うので、いくつか活用事例をご紹介できればと思います。

マーケティング・営業

レポート作成が一番多いのがマーケティング部署や営業部署ではないでしょうか。それも週次、月次での作成が必要で、月曜日や月初はレポートに追われまくっているのは身に染みて実感しております(笑)

  • GA解析レポート
  • 流入別分析レポート
  • 施策分析レポート
  • 営業見込みレポート
  • 商談レポート
  • 担当者別売上レポート

人事労務

実は可視化が必要な人事・労務業務。社員の負荷の可視化や、採用データ、従業員の評価やパフォーマンスなど、人事戦略に必要な多くのデータにはわかりやすく経営層に伝えるためのレポートが必要になります。

  • 採用レポート
  • 社員のパフォーマンスレポート
  • 社員の評価レポート
  • 部署別の評価レポート

経理・財務

会社の大切なお金の出入りを管理する経理・財務部署。毎月入金確認や売上レポート、月次のPL作成と非常にセンシティブな数値レポートの作成が必要です。神経すり減ります。ええ。

  • PLレポート
  • 入金状況レポート
  • 部署別の経費レポート

経営

会社運営に関わる大事な決定を行うのが経営チームです。戦略からシミュレーションを立てたり、適切な売上目標を設定したり、予実管理を行ったりと、各部署からの情報を吸い上げて従業員へ開示していかなければなりません。

  • 予実管理レポート
  • 売上分析レポート
  • 事業別採算レポート

業務効率化と事業推進を同時に可能にするGoogleデータポータル

とまぁ、色々と書いてきましたが、企業活動においてデータを活用することは不可欠です。データは指標であり、現状をつまびらかにし、戦略策定での重要な要件となります。

ブログ内でも書きましたが、レポート作成はただの作業であり、その先の活用こそが重要な仕事です。
無駄な時間を削減し、本当の生産性向上につなげるためにも、是非ともGoogleデータポータルを活用いただければと思います。
もちろん活用方法のご相談はいつでも受け付けますのでご安心を!

データ分析大好き、業務効率化大好きなジェシーでした♪

ジェシー

この記事を書いた人

パンチの効いた見た目と喋り声は、一度会ったら忘れられなくさせるための事業戦略。それは、圧倒的クライアント主義・シンプル思考・アウトプット120%で向き合うマーケティングの仕事でも心がけている。直視できないほど力強い瞳の奥には、ものごとを分析するサブカルからビジネスまでの幅広い知見と、古き良きヴィンテージものを愛する奥深さが潜んでいる。社員のパフォーマンスUPと会社の生産性UPのためにやってきたジェシーの本名は「◯島」ですが、愛称で呼ばれている理由は、古き良き思い出だからそっとしておいて…。