こんにちは、AND SPACEのガッツリ系デザインとBGM担当の今井です。
今回は仕事中に音楽を聴いている方に関係のある、作業用BGMについてのお話です。
僕は一人で作業している時の無音はなんとも思わないのですが、何人か集まって仕事や作業をしている時にBGMのない無音状態だと周りが気になってしまい、集中が途切れやすくなってしまいます。
AND SPACEでは無音で仕事することが当たり前だったのですが、僕が入社してからはBGMとして好きな音楽を流しながら仕事をさせてもらっています。(感謝!)
作業用BGMをかけるにあたって「好きな音楽ならなんでもいい」という訳じゃないと思い、以前いろいろと調べて実際に試してみた結果を元に、僕なりの見解をお伝えします。
ちなみに、AND SPACEの代表は一般的なラジオが苦手なので、その選択肢は元々省いています。
■なんでもいいから普段聞いているお気に入りの音楽
まず試したのは「普段聞いているお気に入りの音楽」です。
僕が好きで普段聞いている音楽は、メロコアやミクスチャーロックなど「Alternative Rock」というジャンルにカテゴライズされる歌のある曲をよく聞いてるのですが、デザインというじっくり考える作業にはあまり合いませんでした。
なぜなら、好きな曲や気になる曲がかかる度に気を取られるし、歌詞にも意識が向いて集中力を欠いてしまうからです。
ネットで調べてみるとこういうことが書いていました。
「単純作業やルーティン業務の場合は、自分の好きなプレイリストをかけましょう。つまらない単純作業も、どんな音楽であれ気分よくいられる間ははかどります。」
引用元:lifehacker「単純作業にはお気に入りの曲を」
上記の通り単純な作業や、デザインでもやることが決まっていて深く考える必要がない場合は「普段聞いているお気に入りの音楽」が生産性を上げるいい働きをしてくれると思います。
■クラシック音楽
クラシックも作業用BGMに合うとよく言われています。
実際試してみると確かに悪くないですし、集中力も高まっていい感じです。
但し、個人的に大きな問題がありました。それは「自分の趣味ではない」ということです。
決して嫌いでは無いのですが、特に好きなジャンルでもないため数時間で飽きてしまいます。たまに聞く分にはとてもいいのですが、毎日聞くことはできませんでした。
ですが、世間的には「気持ちを高める」や「生産性が上がる」などいい結果が出ているようですので、一度試す価値はあると思います。
■ノイズ(カフェ等の雑音)
いろいろと探す中で一番変わってるなと思ったのが「ノイズ」という発想です。
カフェやファミレスなどで仕事や勉強をした方が捗るというのは、皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
まさにその状況を音として流すという、なかなかいい発想だと思い試してみました。(もちろん、人がいてる会社でやってもあまり意味がないので、以前フリーランスをしていた時に自宅で試しました)
聴いている雑音の中に、さらに小さくBGMが聴こえるという、なかなか不思議な状況になるものもあるのですが、これもクラシックと同様で集中力が高まって悪くはありませんでした。
ですが、何時間も聞いているとリピートされていることにも気付くようになってしまい、逆に集中の妨げになってしまいました。
しかし、このようなサービスも意外と沢山ありますので、これが作業には合うという人も、多数いらっしゃるということだと思います。
試す価値は大いにあると思いますので、興味のある方は一度「BGM 雑音」などで検索してみてください。カフェや人混みや雨の日などいろんなパターンがありますので、落ち着いて集中できるものを探してみてください。
■ジャズ(インストゥルメンタル)
いろいろと試しましたが、結果的には歌のないジャズが一番ハマりました。
歌がないので不意に意識を持っていかれることもなく、普段町中でも聞き慣れているぶん耳馴染みもあって、落ち着いて仕事に集中することができました。
ジャズを聴きながら仕事をしているところを想像すると、調子に乗っているように感じるかも知れませんが(僕ならそう思ってしまうかも)、決してそんなことはありませんので、僕以外の従業員のためにも勘違いのないようにお願いします。
■結局オフィスワークには「無音」が一番!?
最近見たネットの記事にこんなことが書いていました。
「オフィスワークーカーの生産性向上に最適な音楽など存在しない」
引用元:lifehacker「生産性を最も高めるBGMは…「何も聴かないこと」だった」
研究結果的には、工場の組み立てラインなどの単調な作業ならBGMを流すことで生産性が上がる可能性があるが、じっくり考えたり複雑な問題を解決するような場合には音楽はない方がいいそうです。
■まとめ
・じっくり考える必要のない単純作業=普段聴いている好きな音楽
・じっくり考える必要のある複雑な作業=クラシックorジャズor無音
僕の中では以上のような結果になっております。
他にもアンビエントや単調なリズムのテクノ系音楽など、作業に合いそうな音楽はいろいろありますので、自分に合ったジャンルで試行錯誤してみてください。
AND SPACEのBGMは、ひとまず「ジャズ」か「洋楽TOP」などで現状は落ち着いています。そんな職場で毎日、お客様からいただいたデザイン制作などに励んでいます。
今後もいろいろと試したいと思っていますので、何かおすすめなどあればAND SPACEの今井まで、ご一報ください。
また、機会があればおすすめの音楽配信サービスなどをご紹介したいと思います。
以上、ミニマリストに憧れるBGM担当今井でした。
今井
この記事を書いた人幼少期に鎌鼬に腕を斬られた男(本人談)。学生時代はバスケに没頭。得意な絵と、好きなスポーツで仕事がしたいと考え、専門学校卒業後はバスケグッズメーカーに入社。2年間勤めた後転職し、2社目で谷川と出会う。デザイン部部長まで出世するも、独立のため退職。谷川から外注として仕事を受ける中、声をかけられ入社、現在に至る。全てにおいて信頼が厚く面倒見がよい。ディレクション力の更なる向上を目指し、日々仕事に取り組んでいる。