月日がたつのは早いもので前回の初企画を終えてから、もう一ヶ月…。
今月もやってきました!「本を強制的に買取させられるサービス」Volume2!
時間の早さに「焦りと驚き」を隠せない和田が担当させていただきます。
ドMでドSなルール
もう一度「本を強制的に買取させられるサービス」をおさらい!このサービスには良くも悪くもルールが存在します。
- 谷川がテーマを提示
- 提案して良い冊数を2人で協議
- 1ヶ月後、重永さんが選んだ本を谷川にプレゼン
- その中からどれか1冊を必ず買取らなければいけない
- 選ばなかった本は永久に買うことができない(他店で買うのもNG)
詳しくは、こちらをご覧ください!
登場人物
重永さん
西日本書店の外販担当
チェックポイント:最近、さっぱりしたヘアースタイル
AND SPACEの代表取締役
チェックポイント:お気に入りの派手猫シャツ
今回のテーマは「価値観を変えてくれる本」
「意外と価値観は変わりやすいゆるゆるな方」という谷川が、
新たな価値観に出会いたいと、期待に胸を膨らませたテーマです。
【今回の縛り1】 谷川の価値観を変えられそうな本をプレゼンする
【今回の縛り2】 プレゼンして良い本は2冊
【今回の縛り3】 本を開かない(表紙とプレゼン内容のみで、どちらか1冊を決める)
そんなプレッシャーを感じ、前回よりも緊張している様子の重永さん…。一方、その様子を楽しむドSな谷川。
さて、こんな相反する2人は、今回どの様なトークを繰り広げてくれたのでしょう?
1冊目_地図とグラフで見る「第2次世界大戦」
▲緊張している様子の重永さんp>
「価値観を変えてくれる本」って聞いたときに、正直ふざけんなよって思ったんですよ(笑)
世界の価値観を変えてきた本は、今までにも色々ありましたよね。
他に何があるかと考えた時に、聖書や、マルクスの資本論、ダーウィンの種の起源とかかな〜とは思ったんですが、
僕が読んでプレゼンしようと思ったら、50年はかかってしまいそうで諦めました。
そこで、今回は知的な感じを出した…こちら!『地図とグラフで見る第2次世界大戦』です。
▲『地図とグラフで見る第2次世界大戦』p>
僕ね、湾岸戦争をデータ化したような本は持ってるんですよ!
戦いの中で動員されている将軍とかの人数や兵士の数まで事細かに表記されていて…完全に信長の世界ですね。
▲表紙の配色とフォントp>
というか、今回は重永さんのプレゼンの腕の見せどころやのに、僕がすごく補足してしまってません?
▲おしゃべりモンスター谷川に感謝する重永さんp>
− 和田のひとり言
「価値観を変えてくれる本」というテーマから第2次世界大戦のデータを集めた一冊をチョイスされた重永さん。
せっかくノリに乗ってきたのに、スパッと切られてしまってちょっと可愛そう…。
私自身、「地図とグラフで見る第2次世界大戦」のようなデータでぎっしり埋め尽くされた本を見たのは初めてで、その存在を知っただけで価値観が変わりました。
さて、湾岸戦争のデータ本を持っているという谷川ですが、重永さんのプレゼンを聞いて、自分の価値観を変えてくれる1冊と思えたのでしょうか?
2冊目_「エルメスの道」
▲『エルメスの道』p>
− 和田のひとり言
みなさん、あのエルメスが日本の漫画を公式の社史に選んだこと、ご存知でしたか?
重永さんは、漫画コレクターの谷川に、あえて漫画をプレゼンしたものの、実は内心ヒヤヒヤしていたそうです。
対談後、エルメスの社史の秘密を初めて知り、すぐにでも本を開けたがっていた谷川ですが、果たしてどちらの1冊を選ぶのでしょうか?
選ばれし「価値観を変えてくれる本」は?
▲2人で思い悩む様子p>
▲『エルメスの道』を選び、手に取る谷川p>
▲『エルメスの道』贈呈の様子p>
▲「価値観を変えてくれる本」のテーマに選ばれた2冊p>
− 和田のひとり言
第2回目の「本を強制的に買取させられるサービス」は、いかがでしたでしょうか?
初回とは違い、谷川はすごく悩んでいましたね〜。
毎回毎回、難しいテーマに頭を抱え「ふざけんなよ」と思いながらも素晴らしい本を選んできてくれる重永さん。
プレゼンのみで本を紹介する今回の縛りは、本当に難しかったそうで、対談後にはすごくホッとした表情に…。
これからも谷川のドSにお付き合いお願いします(笑)
次回テーマ「科学か数学の美しさに触れられる本」
重永さんのリアクションを、にやにやしながら楽しむドS谷川が出した次回のテーマは「科学か数学の美しさに触れられる本」。
谷川は、ニュートンのムック本を最近読み、虚数を理解したときに世界の見え方が変わったみたいです。
(本を読んで「これどんな本?」って聞かれたときに「これは、数学の美しさに触れられる本やねん」といってみたいらしい…)
次回は、「科学か数学の美しさに触れられる本」という尖ったテーマのため、「中を見てもいい2冊」とフラットな縛りに決まりました。
この対談の模様はユーチューブ動画にも
ユーチューブ内では今回、悩みに悩んだ谷川の表情やプレゼンに緊張する重永さんの様子もご覧いただけます。
ぜひ、リアルな「本を強制買取させられるサービス」の空気感を動画でもご覧ください。
今回の本に興味を持っていただけた方は、西日本書店さんに相談するか、AND SPACEのBARにお越しください!
以上、「本を強制買取させられるサービス」の模様をカメラ側で見守りながらもブログの構成を考えるようになった和田がお送りしました。
また来月お会いしましょう!
バックナンバー
Vol.1「創作意欲が湧く本」
Vol.3「科学または数学の美しさに触れられる本」
Vol.4「中身が空っぽの本」
Vol.5「The 本」
和田
この記事を書いた人ずーっと絵と子どもが好き。だから、高校時代にデザインを学び、短大で保育士資格も取得した、素直さ全開のほんわか天然ガール。デザイナーとして活躍した前職のスキルを活かしつつ、AND SPACEでは一歩先のディレクター&コピーライターにステップアップ。持ち前の愛嬌と愛想の良さを発揮して、Webでも紙でも、案件ひとつひとつを丁寧にこなしている。たまに、「根拠もなくやってみようタイプの自分」が表に出すぎて裏目に出たりもするが、経験を積みながら“上手な立ち回り”も徐々に身につけてきている。